ことし5月でデビュー15周年を迎えるT.M.Revolution 西川貴教が1月1日、2日の2日間、東京・日本武道館公演を行い、合計2万人を動員した。また、翌3日に開催されたイベント「戦国BASARA5周年~武道館の宴~」にも出演し、正月三が日連続して武道館のステージに立つという、武道館史上初の快挙を達成した。
2日の公演では琴の調べが流れ、客席には晴れ着姿のファンも見られ、正月ムードが漂う中、西川は黒いえんび服風のジャケットという正装で登場。ライブは「BRIGADE」で勢いよく幕を開け、「会いたかったぜ、東京! 新年一発目飛ばしていくぞ!」と客席をあおり、「Out Of Orbit ~Triple Zero~」を熱唱。ほか、「NEO SPHERE」「Juggling」「hear」「陽炎-KAGEROH-」「雪幻-winter dust-」など、近年のライブではめったに歌うことのなかったナンバーも披露した。MCでは「新年明けましておめでとう! 2011年、T.M.Revolutionの年がスタートしました。15周年イヤーの幕開け、そんな瞬間に立ち会いに来てくれてありがとう! 久々の武道館を楽しみにしていました」とあいさつ。熱いファンの声援を受けて「この波紋が世界中に広がって、いい年にしていきたい」と新年の抱負を述べた。
ライブ後半では、昨年9月に滋賀県で行われた西川主催のロックイベント「イナズマロック フェスティバル2010」で披露した黒いはかまとかっちゅうをイメージした衣装に着替えて登場し、'10年12月にリリースした新曲「Save The One, Save The All」「Naked arms」などを披露。曲が進むにつれて衣装を次々と脱ぎ、太ももをあらわにしたT.M.Revolutionらしさ満点の“短パン”スタイルに変身し、ラストパートは「Zips」「魔弾-Der Freischütz-」「LOVE SAVER」といったハードなナンバーを畳み掛けた。
アンコールでは、ハローキティやマイメロディなどのサンリオキャラクターと、西川をモデルにした“タボくん”がゲストに駆け付け、黒いうさぎの耳としっぽを着けた“バニーボーイ”姿の西川がキャラクターたちに引っ張られてステージに登場し、全員で「Salsa Bazaar」を歌い踊る一幕も。ダブルアンコールでは「(ことしも)全力で丁寧に、一生懸命やりたいと思っております」と客席に向かって最敬礼。客席に大合唱が起こった「WHITE BREATH」で正月公演を締めくくった。
翌3日は同じく武道館にて、T.M.Revolutionや西川がボーカルを務めるバンド、abingdon boys schoolがテーマソングを担当するゲーム、アニメ作品「戦国BASARA」の5周年を祝うイベント「戦国BASARA5周年~武道館の宴~」が開催。西川はT.M.Revolution、abingdon boys schoolとしてのライブパフォーマンスのほか、「戦国BASARA」シリーズの小林裕幸プロデューサーとの対談も行い、そこで6月4日(土)公開予定の映画「戦国BASARA 劇場版」の主題歌を手掛けることが決定した。
ことしデビュー15周年を迎えるT.M.Revolutionは、3月9日(水)にオリジナル・アルバムとしては約6年ぶりとなるニュー・アルバム『CLOUD NINE』のリリース、それに伴う全38都市44公演の全国ツアーが決定。デビュー記念日の5月13日(金)には、“T.M.R.15th × Sanrio Puroland 20th コラボレーションイベント”を行うことも発表されている。リリースやツアーの詳細はオフィシャルホームページまで。
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