『隠密八百八町』で宝海大空、ドラマデビュー!緊張の演技に大注目!

2011/01/07 16:52 配信

ドラマ

ドラマ初出演を果たした宝海大空

NHK総合ほかで1月8日から放送される「隠密八百八町」で、隠密組の一員で、変装と声帯模写の達人・春之丞を演じる宝海大空にインタビューを行った。宝海は、これまで大衆演劇の舞台上で演技を披露していたが、今回がドラマ初出演となる。今回のドラマへの意気込みや見どころ、また、隠密組をまとめる神谷又十郎役の舘ひろしや、姉のおときを演じる釈由美子とのエピソードなどを語ってくれた。

――ドラマ初出演の感想は?

最初はドラマの現場を勉強させていただくので精一杯だったんですけど、最近やっとリラックスできてきました。それまでは時代劇とか出させていただくとか考えられなかったので。本当に最初はガチガチでした。もしかしたら、視聴者の方に緊張しているのが伝わってしまうかもしれません。顔を見たらすぐわかると思いますよ。

――これまで演じてきた舞台との違いは?

舞台は1回出てしまったら自分のものなので、思う存分やれるんですけど、ドラマはちょっとでも何かあると止められてしまうという違いがありますね。あと、お客さんの前とカメラの前の違いですね。お客さんはまだ掛け声とか拍手をいただけるんですけど、静かな中、カメラだけ向けられて演技するのはまだ慣れていないですね。

――春之丞の役どころについてはどう思いました?

自分と真逆だなと思いました。春之丞は非常に好奇心旺盛で、若さあふれる感じなんですけど、ぼくはどちらかというと落ち着いているタイプなので、演じるのが難しかったです。監督さんからはよく「落ち着きすぎ」って注意されてます。元気にしなくちゃいけないって思うんですけど、元気ってどうすればいいんだろう…って迷ってしまいますね。

――主演の舘ひろしさんの印象は?

お会いする前は渋くてクールで口数が少ない方なんだろうなと思っていたんですけど、すごくお話してくださって、とても安心させてもらいました。最初の演技の時に「緊張しなくていいよ。自分の思うようにやりなさい。駄目だったら周りが注意してくれるから」と言ってくださいました。あと、「演技のこと以外ならなんでも相談していいよ」とも言われました。演技以外で何があるかなって思いましたけど(笑)。

――春之丞の姉・おときを演じる釈由美子さんの印象は?

すごくきれいな方です。ぼくが釈さんの一番下の妹さんに似てるらしくて、なぜか「妹と話してるみたい」って言われました。お会いする前はテレビにたくさん出られているので、どんな方かなと思っていたんですけど、とても明るくて、本当にそのままの人でした。

――撮影中のエピソードは?

大道芸人として、釈さんに体のギリギリに短刀を投げられる役なんですけど、「(プロの人が投げて)実際にやりましょうか?」と言われたんです。最初練習で、ぼくがいない状態で投げてもらったんですけど、一投目が思い切り頭のところに短刀が刺さったんです。あれは危なかったですね(笑)。

――女形を演じる時のコツを教えてください

ガニ股から内股に変えて、男の声をなるべく出さないようにします。化粧をして、かつらをかぶったら自然と変われますね。やはりやる時は汚いと言われたくないので、一生懸命きれいに気持ちを入れて女になりきっています。

――今後やってみたい役はありますか?

もう少し大きくなってから、年相応のかっこいい役をやってみたいですね。又十郎みたいに刀を差したいです。

――あこがれの役者さんはどなたでしょう?

萬屋錦之介さんです。「宮本武蔵」で萬屋錦之介さんが武蔵を演じられて、高倉健さんが佐々木小次郎を演じていたんです。非常にかっこよかったですよ!

――最後に、ファンの方や、視聴者にメッセージをお願いします

初めてのドラマだったんで、とっても緊張しています。自分のガチガチのシーンと、慣れてきた時のシーンをそれぞれ見てもらったら楽しめると思います。ぜひ今後とも宝海大空をよろしくお願いします。