吉岡秀隆が演じるのは、福島第一原発の5・6号機当直副長、前田拓実。前田は、伊崎(佐藤)らの1・2号機へ応援に駆け付けるプラントエンジニア。高圧による爆発を防ぐため、強制的に原子炉格納容器内の空気を抜き圧力を下げる作業“ベント”を行うメンバーに志願する、重要な役どころだ。
また、安田成美は緊急対策室の総務班・浅野真理を演じる。浅野は、吉田(渡辺)が指揮を執る免震重要棟の緊急対策室で総務班として作業員の安全確保に尽力する職員。大津波警報発令時の緊急アナウンスや、建屋が水素爆発した時のけが人の確認まで、さまざまな任務をこなし、所長の吉田を支える。