――回を重ねる中で「ウケメン」の芸人の印象に変化はありますか?
最初に出会った時は、テレビ初出演の芸人さんばかりでしたが、今は相当頼もしくなってきているなと思います。(台本のない)フリーなところでも面白くしてくれているなというのを感じますね。
――芸人側から番組へ提案されることもあるのでしょうか?
もちろんありますね。「こういうのどう?」とこちらから聞くことや、企画段階から話をすることもあります。スタッフも結構若いので、一緒に頑張ろうという空気があるんです。
――石川さんは、今までも多くの若手芸人を起用した番組を担当されています。スタッフと若手芸人が一緒になって成長していくというのは、今までも番組作りで意識されてきたことですか?
テレビマンがうれしい瞬間というのは、視聴率がいいとかネットなどで話題になるとか、いくつかあると思いますが、いろいろある中で僕が一番うれしいのは、自分が面白いと思った人たちを世の中に出して、その人たちがハネる瞬間なんです。それでその人たちが話題になって、他の番組にも出演してというような。そういう瞬間に一番やりがいを感じるので、やっぱり一緒になって成長していくということは意識しています。
――実際に「AI-TV」からは、ゆりやんレトリィバァさん、ハナコさん、霜降り明星さんといった賞レースの王者も誕生しましたね。(※ハナコ、霜降り明星は番組放送終了後に優勝)
その時はめちゃくちゃうれしかったですね。あと2年早かったらなとは思いましたが…(笑)。
でも、「AI-TV」をやっている当時も、周りから何と言われようと「(霜降り明星は)絶対M-1取りますから」と僕は言っていたんですよ。少し時間はかかりましたが、ちゃんと取ってくれたのでうれしかったですね。その頃から、彼らは今後、絶対活躍するだろうなという自信がありました。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)