――石川さんの他の担当番組を教えてください。
他には「ENGEIグランドスラム」も担当しています。
――前回(3月30日放送)の「ENGEI」では、霜降り明星のせいやさんがラジオで発言された“お笑い第七世代”という言葉を、テレビ業界でも早い段階で使用していたことに衝撃を受けました。使用された意図や、この言葉自体の盛り上がりについてどう思われますか?
せいやが発言してからその言葉がネットニュースにも取り上げられたじゃないですか。それで、確かに霜降りと同じ世代の芸人さんは面白い人がいっぱいいるなと思ったので、「ENGEI」に出そうという感じですね。
あと、“第七世代”とかそういう言葉って、誰かが言い出すとくくりとして意外とみんな使うじゃないですか。本当にそれくらいの感覚だったので、正直ここまできたか…と思っています。
――ラジオで言ったことがテレビでも使われ、広まりつつありますもんね。
その後、本(「芸人芸人芸人」[コスミック出版])も出てるでしょ。それはびっくりです。それでせいやも困っていました(笑)。
「ENGEI」では「第七世代ブロック」の企画をせいやに持って行って、こういうのやりますと言ったら、「いや隼さん、大丈夫ですか? これ」と不安がっていたんですよ…(笑)。せいや、ごめん(笑)。
――それくらい使いやすい言葉だったということですね?
使いやすいですよね。でも、やっぱりちょっとややこしいんですよ、何とか世代って。誰が入って誰が入らないという話になるじゃないですか。特に第五世代、第六世代はぐちゃぐちゃ。だから、テレビ局的には割と面倒くさいですよね(笑)。
――それでは、今後、「ウケメン」メンバーに期待することを教えてください。
今はそれぞれの個性から発信しているものが多くて、この人はこれができるからこういうものを作ろうとか。だから、今後はとにかく(メンバーたちの)いろいろな面を見せてもらって、それを引き出していけたらなと思っています。
――番組を作る上で心掛けていることはありますか?
僕は深夜番組を担当することが多いので、“とにかくスカッと笑える”というのが大事かなと思っています。
今のテレビは情報重視と言われていて、ゴールデン番組も結構小難しいものが多いじゃないですか。そんな中で「純粋にお笑いやります」と言うと、「おまえ、何言ってるんだよ」、「コントとか数字とらないでしょ?」ということをやたら言われるんです。
でも、夜、疲れて家に帰ってきたら、皆さん笑いたくないですか?みたいなことはどこかで思っています。だから、そういう気持ちをテレビ風刺としてコントにも込めているんですよね。
――確かに、今、こういうコントだけをやるような番組は珍しいですね。
他にないのが一つの強みだなと思っています。あとはやっぱり僕も含めてですが、皆さん、どこかで“昔のフジテレビを見たいなと思っていないですか?”という期待もあります。
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