浅利陽介が連続ドラマ初主演! 車いすの青年を熱演する!!

2011/01/07 19:53 配信

ドラマ

ドラマ「ひとりじゃない」に出演する、新川優愛、浅利陽介、森口瑤子(写真左から)

1月8日(土)にBSフジで放送を開始する「開局10周年記念ドラマ“ひとりじゃない”」の第1話披露試写会が1月6日、都内で行われ、試写会後に行われた会見に、出演者の浅利陽介森口瑤子新川優愛、製作者の藤野珠美、監督を務める下村優が登壇した。

同作は、不慮の事故によって両手・両足がまひし、一生車いす生活を送ることを余儀なくされた青年が、自身の障害に立ち向かい、成長していく姿を描くヒューマンドラマ。大学で何不自由のない学生生活を送っていた桐山祥平(浅利)は、ある日、酒に酔った友人が運転するバイクに同乗してしまい、そこで交通事故に巻き込まれる。一命を取り留めた祥平だったが、病院で目を覚ました祥平に突きつけられたのは“一生車いす生活”という受け入れがたい現実。人生に絶望した祥平は、自ら命を絶つことを決意する。だが、障害を通して出会った人たちとのきずな、そしてウィルチェアーラグビー(車いすラグビー)との出会いが祥平に新たな変化をもたらしていく。

今回、連続ドラマ初主演を果たす浅利は、「(ドラマのために)完成披露試写会を開いていただいて、そして8日にはドラマが放送されるということで、新年早々うれしいなと思っております。皆々さまには本当に感謝しております」と緊張気味にあいさつ。さらに、四肢まひになった青年という難しい役どころを演じる上で心掛けたことを問われると「四肢まひになってから回復していく段階をどういう風に見せるかというところで、手の動きや首を動かす角度を制限したりなど、細かい動きに注意してやっています」と演技におけるこだわりを明かした。

また、この作品を通して伝えたいことを聞かれ、「今回、ウィルチェアーラグビーというものがあるということを(ドラマを通じて)初めて知ったんですが、実際に日本代表の皆さんと練習を一緒にやらせていただいて、(相手に)ぶつかっていく姿というのが、すごく印象に残ったんですね。なので、桐山祥平の立場で言うと、僕たち(障害を持っている人たち)だってウィルチェアーラグビーに乗ってぶつかっていっている、だから見ている方たちも(何事にも)ぶつかっていって欲しい、というメッセージを伝えたいです」と力強く答えた。加えて、人生に生きる意味が見出せず、心に闇を抱えた主婦・辺見幸子を演じる森口は、同じ質問に対し「できれば、分かりやすく悩んでいるというのではなく、他人から見ると幸せそうに見えるけど、本人にしか分からない苦しみが(演技から)にじみ出れば良いなと思います。他人から見たら幸せに暮らしているように見えるけど、“行き場がない”という思いを抱えている方っていうのはたくさんいらっしゃると思うので、その方たちが、何かを感じていただければ、わたしはうれしいです」と役柄に託した思いを語った。