――お二人の場合、ネタはどのようにして作っているんですか?
飛永:一言ずつ作る感じですね。「設定は何にしよう」ってゼロから考えて、せりふを二人で考えていく。僕らは同期で同じ年なんで、上下関係が最初からない。
昔は、僕が書いて持っていったこともあるんですけど、(大水は)何も言わず、パシャッとテーブルの上に置いて。「何か言ってくれよ」「そんなに良くなかったからしょうがない」って揉めたので、それなら何もない状態から始めた方が円満に進むなぁということで、こうなりました。
大水:15年とか(たちますが)そんな感じで。
飛永:大水さんが(ネタを)持ってきてくれてもいいんですよ。でも、ネタの準備はしないし、ペンもノートも持ってこない。携帯(電話)にメモしてるのかなぁと思ったら、スマホでゲームしてるし…。
大水:ペンは持っていくじゃん、さすがに(笑)。で、貸してるじゃん。(飛永に)貸したままだから、最近どんどん減ってきたし。
飛永:あぁ、そうだね。お互い(マイナス要素が)ありますね。
――収録されているコントで、これは「ハマった!」と思えるものはどれですか?
飛永:「ソファー」のネタは体力系なんですけど、その場のノリで大水さんがアドリブをやっていて、今までにやったことがない良さがありましたね。
そのアドリブが伸びる、伸びないで、各会場の盛り上がり度が分かるというか。盛り上がってないときは、「今日の大水さんは短いな」とか。
大水:盛り上がってないから、沸くまで続けようっていう逆もあるけどね。普段、ネタ中は笑ったりしないんですけど、このネタでは珍しく、素っぽい笑いを見せたりしましたね。そういうファンサービスじゃないけど…。
飛永:そういうの、聞きたくない(笑)。
大水:楽しんでやってます的な感情を出しました。一本ぐらいはそういうのがあってもいいのかなぁって、だんだん年とってきて(思うようになった)。やりすぎるとね、あざといんですけど。
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