磯野大が過去もっとも役作りに苦しんだ作品は?【磯野大パーソナルインタビュー (3)】

2019/07/18 06:30 配信

2.5次元

今までとは比べものにならない大きな劇場での芝居


年齢に関係なく尊敬できる強みも磯野の魅力の一つ


──2019年3月には、千葉の舞浜アンフィシアターで行われたTHE2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ第8幕「TSUKINO ENPIRE-Unleash your mind.-」に出演されました。

磯野大:これは本当にすごいなって思いました。驚いたのが、出演者がみんなキラキラしているのに、ほぼ僕より年上なんですよ!(笑) 本当にびっくりしました。舞台上でちゃんとその役そのものに見えて、そのぶん裏では電池が切れたみたいなギャップもすごいなって思いました(笑)。全ての力を舞台上で注いでいるのが分かりました。

何より会場の大きさも桁違いで、一番後ろのお客さんの顔が見えないんですよ。でもペンライトが光っているから、お客さんがいるのは分かる。みんな笑顔で、その光景がすごくきれいで印象的でしたね。

──磯野さんは独特の雰囲気というか、すごく落ち着いていますよね。

磯野:よく実年齢より年上に見られるんですよね。だから「ツキステ。」に出ていたキャストの方々がすごくフレッシュに見えたのが衝撃でしたね。

「東京ワンピースタワー」も、2.5(次元)の枠ではあるんだろうけど、キラキラとはまた違うなって感じました。ライブパートの動き方とかダンスは本番ギリギリまで調整していて、僕もそういうタイプなので共感できるし、そういう姿勢は崩したくないなと思いました。僕たちは芝居パートだったんですけど、芝居で呼ばれているっていうのもうれしかったです。だからこそ主人公たちをキラキラ見せるためにどう芝居をしたらいいのかを考えたりして、すごくいい経験になりました。

取材・写真:岩永聡美