東京ワンピースタワー「ONE PIECE LIVE ATTRACTION “3”『PHANTOM』」(2017年)でのロロノア・ゾロ役を皮切りに、舞台「探偵東堂解の事件録 -大正浪漫探偵譚-」(2019年2月)では主役の東堂解を演じるなど、今注目の若手俳優・磯野大が、2019年6月14日より東京・品川プリンスホテル ステラボールにてスタートした「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」で大典太光世役に抜擢された。
ザテレビジョンでは、そんな磯野大のパーソナルインタビューを5回に分けてお届けする。
第4回では、「2.5次元」と呼ばれる舞台に出演することへの覚悟や矜持、そして東京凱旋公演が7月19日(金)より始まる「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」の秘話などを語ってもらった。
──磯野さんは、いわゆる”2.5次元舞台”に出ることに戸惑いや迷いはありませんでしたか?
磯野大:お客様がお金を払って時間を作って劇場に見に来てくださっていることに変わりはないと思っていて。若い俳優さんが多いから、役者それぞれの成長を見られる、成長を応援していけるというのも、魅力だと思っています。
──そしてこのたび、「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」に大典太光世役として出演が決定しました。
磯野:決まった時は本当にうれしかったですね。「刀剣乱舞」の楽しさや魅力をもっと知りたくて原作のゲームもやり込んで、お正月のログインボーナスポイントで自分が演じる刀の大典太光世をゲットしました! 最初は短刀だけだったり、太刀だけで編成を組んだり、強くなってきたら前田藤四郎と編成を組んで育てると、だんだん刀が強くなる。そうすると自然に愛着が湧きました。大典太光世のバックボーンを固めるために、刀は長さ何センチで、幅がどのくらいで、どういう逸話があるのかとか調べて、それでなお現世に顕現するのはどういう気持ちなんだろうって思って。その上で、じゃあ前田とソハヤノツルキ、それぞれとどういう関係だと思うのかとか、ノートに自分で書いて、いろいろ埋めたりつなげたりしながら瞑想していました。
──「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」で楽しみにしていることはありますか?
磯野大:前田(大崎捺希)やソハヤ(飯山裕太)との絡みはすごく楽しみですね。撮影のとき、飯山くんと一緒だったんですけど、「大典太がやっと来た!」って言ってくれて。すごく人当たりがいいのに優しくて、人間としての人柄がすごくすてきだなと思ったので、役のところまで話せるくらい仲良くなりたいですね。そこから役を作っていったら、すごくいいものが作れるようになると思うので。
前田とも関係性を作るのが楽しみだし、大包平(加藤将)との関係も楽しみだし、全員とお芝居ができるのが楽しみですね。あとは久しぶりに刀が振れるのが楽しみです。大典太は太刀だけど刀身が短めなんで、振り方とかもいろいろ考えないとなと。“天下五剣”として認められていることも重要な要素だと思うので、そういうのを作り上げていくのが楽しみです。
取材・写真:岩永聡美
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