座右の銘は「縁ありて花開き、恩ありて実を結ぶ」【磯野大パーソナルインタビュー (5)】

2019/07/18 07:00 配信

2.5次元

演じてみたい役は生粋の悪役という磯野大


東京ワンピースタワー「ONE PIECE LIVE ATTRACTION “3”『PHANTOM』」(2017年)でのロロノア・ゾロ役を皮切りに、舞台「探偵東堂解の事件録 -大正浪漫探偵譚-」(2019年2月)では主役の東堂解を演じるなど、今注目の若手俳優・磯野大が、2019年6月14日より東京・品川プリンスホテル ステラボールにてスタートした「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」で大典太光世役に抜擢された。

ザテレビジョンでは、そんな磯野大のパーソナルインタビューを5回に分けてお届けする。

最終回となる第5回では、今後演じてみたい役など、未来のビジョンについて聞いた。出会いの縁とファンへの感謝を忘れない、人情味あふれる人柄に今後も注目していきたい。

周囲に染まらず、無色でいたい


──今後、挑戦してみたい役はありますか?

磯野大:特にこれというのはなく、自分が気になる作品に出演していきたいと思っていますが、強いて言えば悪役を演じてみたいですね。深みがある役をやるにはまだまだ経験が浅くて、中身が伴ってないなと感じることがたくさんあるので、いろいろな役をやって経験を積みたい。役者のファンの方って目がすごくシビアだと思うので、納得してもらえるような演技ができるようになりたいですね。

──身近に個性派の役者さんがたくさんいらっしゃると思うんですが、磯野さんは周囲に染まらないところがありますよね。

磯野:それは、以前この仕事を辞めようって思ったときに、一回死んだと思っているんです。ファンの方にもう一回燃やしてもらった命だと思っていて。これからいろいろな役を頂く中で、もっともっと大きな役を頂いたときに、ファンが多いからいろいろな解釈があって、それと合致しないこともあるかもしれない。それで何かを言われてもブレないで、芯のある役者でいたい。だからこそ周囲に染まらず、無色でいたいんです。

出会いを縁に変えて、精一杯の恩を返していく


──では最後に、読者へのメッセージをお願いします。

磯野:まず、このインタビューを読む時間を割いていただいてありがとうございます。時間を頂くことが当たり前じゃないと思っているので、俺自身に興味を持って、このインタビューを読んでいただいていることも全て含めてありがたいです。

”縁ありて花開き、恩ありて実を結ぶ”という言葉があるのですが、これが自分の座右の銘です。ご縁を頂いたことに感謝し、出会いを縁に変えて、精一杯の恩を返していくという意味なんです。自分自身、先生や先輩、そしてTwitterからたくさんのご縁をもらい、ファンの方が応援してくださっている現状があるので、全てのものに対して感謝をしたいと思っています。

今まで応援してくれた人に対して恥じないように、そしてこれからも全ての仕事に全力で取り組むし、これからも役者としてどう成長していくのか、温かく見守っていただけるとうれしいです。

取材時、ファンへの感謝と恩返しを謙虚に繰り返し述べていた