今秋連続テレビ小説はコシノ三姉妹の母親がヒロイン!

2011/01/14 01:07 配信

ドラマ

連続テレビ小説「カーネーション」の制作が発表された

NHK総合ほかで’11年9月から放送される連続テレビ小説の第85作「カーネーション」の制作が発表された。壇上には制作統括のチーフプロデューサー・城谷厚司氏と、脚本を務める渡辺あや氏が登場した。

本作は現在放送中の「てっぱん」、次回作「おひさま」に続く‘11年(平成23年)後期に放送される連続テレビ小説。大正時代に大阪の岸和田で生まれ、日本のファッションデザイナーの草分けとして活躍した小篠綾子さんをモデルにした物語である。岸和田の呉服商として生まれ、生まれながらにおてんばだったヒロイン・小原糸子は、「女にしかできないことを見つけて自由に生きたい」と思い至り、裁縫の道を志すことになる。ミシン修行を積んで、20歳で夢にまで見た洋装店を開業した糸子は、父が見合わせた仕立て屋の男性と結婚。しかし3人目の子供をみごもったとき、夫は出征先で戦死してしまう。三姉妹を、女手ひとつで育てていくことになった糸子は「職場が男の戦場なら、育児はそれ以上の女の戦場です」と語り、個性豊かな三人を見事に世界的ファッションデザイナーに育て上げていく。ファッションを通して、人々に夢と喜びを与えたヒロインの生涯と、その家族を描く青春一代記となる。

城谷氏は、ヒロインのモデルになった小篠綾子さんについて「この小篠綾子さんという人は絵にかいたような波乱万丈な人生を歩んできた方で、とにかくエピソードに事欠かず、おもしろい話がいっぱいあるんです。岸和田といえば『だんじり祭り』がありますけれど、小篠綾子さんはまさにこのだんじりのように全速力で92年の生涯を駆け抜けたような、そしていろいろな人に影響を与えながら、いろいろな人に愛されて生き抜いてきた人です。そういうエネルギーあふれるパワフルな女性を描いていくことで、朝からとても元気になるような楽しいドラマをお届けしたいと思っております」と小篠さんの人柄からうかがえるドラマの方向性を示唆した。また「(小篠綾子さんは)ヒロコさん、ジュンコさん、ミチコさんという三人の世界的なデザイナーを育てた方、ファッションデザイナーという道を選ぶまでにお母さんとかなりの葛藤があったんですね。いろいろなお母さんとの葛藤や闘いがあって、自分の道を選んだというような、その過程での親子の葛藤とか闘いとか愛情とか、そういうところも丁寧に描いていきたいと思っております」と語った。

今回の脚本執筆について、渡辺氏は「わたしはこれまで主に映画を中心に活動してきたので、一番長い作品で123分のものしか書いたことがありません。今回の連続テレビ小説というのは、計算してみたんですけれども、だいたい40時間くらいのボリュームがありまして、これは常識的に考えると『大丈夫なのか』と自分で心配したほうがいいことなんです。けれど、不思議なぐらいそういった不安がなくて、自分でも『どうしてなのかな』と思っています。おそらくはなによりも題材がとてもすばらしいからだと思います。土地に例えて言うと、とても”肥えた土地”で、肥沃なんですね。なにを植えるにしても植え方であるとか種類を間違えさえしなければ、そこからどんどん育ち、実っていくような。小篠綾子さんの生涯というのはそういった非常に豊かで力強いものであると感じております。この題材をいただけたことを本当にありがたく思っております」と今回の仕事に対しての素直な心境を明かした。最後に「わたし自身がこの作品を書くことで、きっと非常にたくさんの”学び”があると予感しております。わたしの仕事は自分が学んだものを過不足なく、おもしろく皆様にお伝えすることだと思っております。最善をつくしますので、どうぞよろしくお願いします」と大役を前に、意気込みを語った。