第2話では店に「1人5万円で16人分のコース料理。メニューはシェフお任せ」の予約が入り、普段は制約の中で腕を振るう小澤が途方に暮れるエピソードが描かれた。
長年の制約に慣れきってしまい、どう頑張っても5万円の価格に釣り合うスペシャルなメニューを考えられない小澤。だが、仮名子がかけた言葉がそんな小澤の背中を押した。
「5万円は自由の値段」「10万のフィレ肉を使いなさい。フォアグラは皿からはみ出るくらい大きなものを。サマートリュフは四角く切って中だけ使えばいい」と力強い言葉で小澤を励ます仮名子。それでも「もし失敗したら…」と不安顔の小澤に「そもそもシェフの料理は塩気さえあれば最高なんだから。失敗なんてあり得ない!」ときっぱり言い切った。
ここぞというときに抜群の人たらし能力を発揮する仮名子。欠点を抱えたロワン・ディシーのスタッフたちは今後、仮名子の熱い言葉でどう生まれ変わっていくのだろうか?
ロワン・ディシーでは、店長の堤(勝村政信)が頭を抱えていた。予約の電話を受けたコミドランの川合(志尊淳)が致命的なミスを犯したのだった…。
その夜、店は予約で満席。フロアが大混乱する中、仮名子がアクシデントに見舞われ、伊賀(福士蒼汰)はその対応に追われる。
すると山縣(岸部一徳)が堤と川合を手招き。山縣が指さした先には、仮名子の席に座る女性の姿が…。押しの強いその女性は、伊賀をみると「観!!」と親しげに呼ぶ。その女性は観の母・勝代(財前直見)で、観を長崎に連れ戻そうと東京にやってきたのだった。
仮名子と勝代は、似た者同士でそれぞれの都合で観を自分のそばに置いておきたいと必死。「ロワン・ディシー」の"サービスの要"伊賀をめぐる仮名子と勝代の争奪戦が幕を開ける――。
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