——「おかずくん」の続編も、期待したくなっちゃいます。
やりたいですねぇ。できるなら、海外編でぜひ!
——どこに行きたいですか?
どこでもいいなら、アメリカかな。ハワイくらいしか行ったことないので、仕事を口実にニューヨークへ行ってみたい。おかずくんたちが巨大なハンバーガーを作るとか(笑)。
現実的なところも含めて、アジアでもいいですね、ごはんのおいしい国が多いし。「料理の研修」という名目で行くとか、可能性は無限大だと思います!
——そして、黒羽さん自身の今後についても伺います。共演してみたい人はいますか?
リリー・フランキーさん。脱力系のお芝居が“等身大のおじさん”という感じがして、すごく魅力的です。力みゼロのあの抜け感がいいな、と思いました。
——会ったことはあるんですか?
見かけたことはあるんです。同じ飛行機に乗ったことがあって。
——話しかけてみました?
絶対に無理です。絶対に、無理です(なぜか2回言う黒羽さん)。
——さらに、演じてみたい役はありますか?
色の濃い役がいいかな。癖が強いキャラとか、最低な男の役とか(笑)。『彼女がその名を知らない鳥たち』という映画を観たんですけど、登場人物が全員ろくでもないものだから、逆に魅力的に感じてしまって。「実際、人間ってこんなものだよね」と思いながらも、すごくおもしろかった。根本的には、どんな役でも演りたいという気持ちがあります。芝居のなかで、人間表現をするのが好きなので。自分単体でいるときは自分が何者かよくわからないんですけど、芝居でなら役作りをして「僕はこういう人間です」と言える。「黒羽麻璃央はこういう人間です」とは言えませんが、演じた役は「こういう人です」と言えるんです。そこが役者のおもしろいところですよね。
取材・文=篠崎美緒
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