黒羽麻璃央「できるなら、海外編でぜひ!」 公開中「広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版」 

2019/07/24 06:00 配信

映画

公開中の映画「広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版」で主演を務める黒羽麻璃央撮影=西村彩子

「おかずくん」の続編は、海外編でぜひ!


——「おかずくん」の続編も、期待したくなっちゃいます。

やりたいですねぇ。できるなら、海外編でぜひ!

——どこに行きたいですか?

どこでもいいなら、アメリカかな。ハワイくらいしか行ったことないので、仕事を口実にニューヨークへ行ってみたい。おかずくんたちが巨大なハンバーガーを作るとか(笑)。

現実的なところも含めて、アジアでもいいですね、ごはんのおいしい国が多いし。「料理の研修」という名目で行くとか、可能性は無限大だと思います!

——そして、黒羽さん自身の今後についても伺います。共演してみたい人はいますか?

リリー・フランキーさん。脱力系のお芝居が“等身大のおじさん”という感じがして、すごく魅力的です。力みゼロのあの抜け感がいいな、と思いました。

——会ったことはあるんですか?

見かけたことはあるんです。同じ飛行機に乗ったことがあって。

——話しかけてみました?

絶対に無理です。絶対に、無理です(なぜか2回言う黒羽さん)。

——さらに、演じてみたい役はありますか?

色の濃い役がいいかな。癖が強いキャラとか、最低な男の役とか(笑)。『彼女がその名を知らない鳥たち』という映画を観たんですけど、登場人物が全員ろくでもないものだから、逆に魅力的に感じてしまって。「実際、人間ってこんなものだよね」と思いながらも、すごくおもしろかった。根本的には、どんな役でも演りたいという気持ちがあります。芝居のなかで、人間表現をするのが好きなので。自分単体でいるときは自分が何者かよくわからないんですけど、芝居でなら役作りをして「僕はこういう人間です」と言える。「黒羽麻璃央はこういう人間です」とは言えませんが、演じた役は「こういう人です」と言えるんです。そこが役者のおもしろいところですよね。

取材・文=篠崎美緒