一茂は今回のインタビューで、12年前に他界した母・亜希子さんへの思いもテレビ初告白。幼少期、誰よりも一茂と多くの時間を過ごしてくれた亜希子さん。
ドラフト1位指名を受け本人も自身の活躍を疑っていなかったが、亜希子さんだけは「あなたは2軍からスタートしなさい」と厳しい助言をしたという。当時の一茂はこの助言に聞く耳を持たなかったが、わずか9年後に引退する際に自分がプロ野球の世界を甘く見ていたことを実感、母の言葉を素直に受け入れることができなかったことを強く後悔した。
現役引退後、一茂は芸能界に進み、俳優業にも挑戦していく。2008年には自ら主演、さらには製作総指揮まで務めた映画「ポストマン」を公開する。
身銭をきってまで製作し、結果的に大赤字となってしまったこの映画には、一茂がどうしても亜希子さんに見せたいという執念が込められていた。その背景には、小学1年生の学芸会でのある出来事が関係していた。
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