1月13日から東京・日生劇場で上演中のミュージカル「ゾロ ザ・ミュージカル」の公開舞台げいこが、13日、都内で行われ、主演の坂本昌行と、大塚ちひろ、石井一孝、島田歌穂、芋洗坂係長、上條恒彦が囲み取材に応じた。
同作は、'08年にロンドンで初演、'09年にはローレンス・オリヴィエ賞で5部門にノミネートされ、その成功を皮切りにパリ、モスクワと世界の大都市で成功を収めてきた人気ミュージカル。19世紀のカリフォルニアを舞台に、父親への反抗心から村を飛び出した主人公のディエゴが、変わり果てた故郷に平和と正義を取り戻すために帰郷し“ゾロ”に変身して、独裁者に立ち向かう姿を描く。
約3時間の公演に加え、カーテンコールでは全出演者によるフラメンコを披露。大いに盛り上がった公開げいこだが、坂本が「普段のけいこ場からこの雰囲気で盛り上がってます」と話すように、出演者の息はぴったり。石井が「マサ(坂本)がみんなを引っ張ってってくれる。いつも率先して『ご飯食べよ』って誘ってくれるから、おかげで結束が強まっています! 」と座長っぷりを絶賛すると、坂本は「共演者の方に“マサ”と呼ばれるのは初めてなんで…新鮮です」と照れた。さらに、「スペインのキャストも含めてみんなでワイワイしてます。すごく体力を使う作品だけど、ランチをたくさん食べて頑張っています! 」と大塚が話すと、芋洗坂係長は「おかげで増量しちゃいました」と明かし、笑いを誘った。
作品について坂本は、「フラメンコだけでなく、マジックやコメディー、フライングやフェンシングもあって、こんなにいろんな要素が詰まったミュージカルはない」と魅力を話し、「ミュージカルの楽しさを僕たちが体で表現するので、それを素直に受け取って欲しい。なんなら立っていただいてもいいし、お客さんも取り込んで会場をひとつにしたい」と、意気込みを。最後に「僕たちがずっとけいこしてきた汗と涙の結晶を、お客様1人1人に100%届けたい。ぜひ、みなさんに楽しんでいただきたいです! 」と、アピールした。
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