原作は、女性の心情をリアルに切り取ることで定評のある東村アキコの恋愛漫画。32歳、独身、彼氏ナシの濱鐘子(はましょうこ)(杏)が、一人旅の機内で出会った年下のイケメン・伴野丈(ばんのじょう)(宮沢)に、つい″既婚者”と嘘(うそ)をついてしまうことから始まる、ちょっとこじれた大人の純愛ストーリー。宮沢は今作から学んだことがあるそうで…。
宮沢「僕は今25歳なんですが、これまで年上の女性の生活に触れることがなく、この作品でアラサー女性の生き方や恋愛観を学びました。例えば、婚活も僕からしたらすごく遠い世界の話でしたが、鐘子さんを通じて少し近くなったり、女性の大変さを痛感したり…。だから、多くの男性の方に見てもらい、女性がどれだけいろんなことに挑戦して頑張っているのか知ってもらいたいです」
杏「原作を含め、コミカルで笑える部分とハラハラする恋模様がうまく混在している作品ですが、原作では鐘子が″ピンクのたんこぶ”としゃべる部分を、ドラマでは鏡の中の自分としゃべって自問自答していたり。現実的なところに落とし込んでいて、より人間の側面が見える作品になっていると思います」
既婚と嘘をついたまま丈との関係を続ける鐘子に対して杏は、「演じながらヤキモキしてます」と話す。
杏「鐘子は自分に自信がなく、ちょっと弱い女性。もちろん、好きだからこそ正直に打ち明けて壊れてしまうのが怖いという気持ちは分かりますが、人生無傷では済まない、痛みがなければ成長できないよ、と思ったり(笑)。視聴者の方もヤキモキしつつ、応援してしまう感じだと思います」
宮沢「嘘をついたり、自分を偽ってしまう女性はかわいいと思いますよ。それは、相手に対して好意があるから生まれることですし」
杏「でも、嘘は嫌じゃない? 既婚とか、結構レベルの高い嘘だよ(笑)」
宮沢「それは嫌だけど(笑)、小さな嘘ならかわいいなって思います」
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