――結婚相手に求める条件を3つ挙げるとしたら?
食、睡眠、クルミの3つ。やっぱりワンちゃんダメな人は困るし、食の好みもできれば同じがいい。睡眠も時間帯が合っていた方がいいよね。僕は結構寝るのが好きだから、ある程度、同じくらい寝てくれる人が好きなの。旅行とか行って、僕はまだ寝てるのにパッと起きて行動し始めちゃってさ。それってすごくいいことなんだけど、逆にこっちがプレッシャーになっちゃう。むしろ一緒にゴロゴロして、それすら楽しい!と思ってくれないと。
僕はゴロゴロしてるのが結構好きだから、別にどこも行かなくていいじゃんって思うわけ。3、4時間ぐらいで充電完了!みたいな人も中にはいるでしょ。体質だからしょうがないけど、結構焦るよ。あまり寝ないでも大丈夫なの!って人は合わないかな?って思うよね(笑)。
――最近、感動したことは?
(香取)慎吾の映画「凪待ち」や(稲垣)吾郎さんの映画「半世界」など、新しい地図になってからの映画が良かったなと思って。「凪待ち」は全てがハッピーエンドではないけど、少し温かい光が差してスーっと胸に落ちた。「半世界」も最後、息子がボクシングをしてるところがまたいいんだよ。2つとも脚本が素晴らしいね。「凪待ち」の脚本が「日本沈没」(2006年)をまとめた加藤正人さんで納得だった。
――剛くんが今、大切にしている言葉は何ですか?
「流れのままに」。そんなに無理せず進んでいきたい。たとえ思い通りにいかないことがあっても、それとは別に、いろんな幸せが降ってくることもある。それを楽しみたい。人生って長いから、いろんなパターンがあっていいと思う。
――剛くんが生きてきた45年間を漢字一文字で表すとしたら?
「力」じゃないですか(即答)。熱量があって力になる。機関車でもバイクでも、燃やして力でもっていく。舞台も燃やして最後に力にして動くのでね。力がなくなるとダメだし、力がなくならない限り進んでいくのが人生かなと。そのためにはどうするか。何を力に換えていくか。
人の出会いも自分の力になるし。年齢を重ねると、肉体的に力が弱まっていくけれど、それをどう補うかは自分次第なので。鍛練も必要だろうし、気持ちだって、弾んでいると力が出てくるでしょう。「力」は今までも、これからも課題だと思ってます。
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