主演ドラマ「スカム」が話題の杉野遥亮、『僕はどんな隠し事をしてもすぐにバレる(笑)』

2019/07/27 13:00 配信

ドラマ

杉野遥亮が連続ドラマ初主演を務めるドラマ「スカム」(MBS/TBSほか)が放送中撮影=玉井美世子


振り込み詐欺に手を染める若者を描く衝撃作「スカム」(MBS/TBSほか)が放送中。今作が連続ドラマ初主演となる杉野遥亮が演じる草野誠実は、父親の高額医療費を稼ぐために裏社会に身を落としていく青年。大手不動産会社をリーマンショックの影響で新卒切りに遭い、そんなときに父親の病気が発覚。治療費を稼ぐため振り込み詐欺に加担していく姿を描いていく。

第4話まで放送が終わり、少しづつ才覚を発揮し、大金を稼ぐようになった誠実は、ついに店長を任され、次第に「自分は有能なんだ。他のやつとは違う」と思い始めるように。

「スカム」(MBS/TBSほか)で杉野遥亮が連続ドラマ初主演(C) 「スカム」製作委員会・MBS


彼の感じている社会への閉塞感がすごく理解できました


――台本を読んだ時の感想を教えてください。

詐欺師のことなんて共感できないと思っていましたが、台本を読むにつれ、誠実のバックボーンや抱えているモノ、彼の感じている社会への閉塞感がすごく理解できました。詐欺を肯定するつもりは全くないですが、彼の行動に対して訳が分からないなんて思うことは一つもない。それくらいしっくりくる役でした。

――演じてきて見えてきた誠実の良さはありますか?

良さ…というと分からないけれど、第1話と比べて誠実はすごく人間らしくなってきたはず。新たに自分を認めてくれる場所を見つけて、詐欺グループのメンバーも変な高揚感が湧いているような気がします。人って、そういう生きていく場所を変えることで輝いていったりするんですよね。今回はその過程を見てもらえたら。彼は本当に行く場所が悪かっただけで。どこかでキラキラできる場所が見つかっていれば、振り込め詐欺なんかに手を染めなくてよかったはず。そして僕自身も、そう輝ける場所を見つけていきたいなと感じさせられました。

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