――現場では続編をつくりたい!という声が大きかったとのことですが…。
ドラマ放送中で言うことではないかもしれませんが、企画の段階から続編をやりたい!という思いはありました。それはスタッフの皆さんも同じで、現場では勝手に主人公たちの今後を予想したりしていましたね。なんかそういうのを聞いたとき、みんな同じところを向きながらドラマを作っていたんだと思い、すごくうれしかったです。どうなるかはまだ分からないですけどね(笑)。
――家族を守るために誠実は詐欺に手を染めていきますが、杉野さんにとって家族はどのような存在ですか?
同じように守りたいモノです。そして人が動く原動力になるモノだと思います。僕もこの仕事をしていてそう感じるところはありますね。ちなみに誠実の場合は、父親というより父親を支えている母親を守るために頑張っているんだと思います。ただ詐欺は絶対にダメですが(笑)。
――そんな家族に対して誠実は今の職業を隠していますが、今後はどうなると思いますか?
バレるのは時間の問題じゃないかな(笑)。ちなみに僕は、どんな隠し事をしてもすぐにバレるタイプなので僕が誠実なら第1話で終わっていたかも(笑)。逆に口は固い方かもしれないです。でも、ここまでは人に言ってもいいかなと勝手に尺度を決めちゃうタイプなんで、言っても良さげなことは話しちゃうかも(笑)。もちろんその人がいる場でですが。う~ん、どっちにしても詐欺師には向いてなさそう。あとおじいちゃんとおばあちゃん子だったので、心に痛手を追っちゃって仕事にならないはず。ちなみに誠実をはじめ、彼らが守りたいと思っているのが“家族”。詐欺がカモにしている側にも家族がいるということに気づいていけば変わっていくかもしれない。して、詐欺以外でも生き生きとできる場所が見つけられればいいなと思います。
取材・文=玉置晴子
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