――劇団ひとりさんからは「本番まで漫才の稽古はせずに、即興で漫才を」という指示があったというお話を聞きました。
僕は堅苦しさがなくて、一瞬、一瞬を緊張感を持って臨めたなと思っています。面白い漫才じゃなくて、“すべる”漫才のシーンだったり、型にはまり過ぎてあまりうまくいっていない漫才のシーンの方が逆に難しく感じました。
アドリブ漫才なので、間宮君が本当に何を言ってくるか分からない時もあって。台本にないボケを入れてくることもあるんですが、その場その場で起こるライブ感が僕はすごく好きなので、難しかったですけど漫才は本当に楽しかったです。
――渡辺さん自身、普段はボケとツッコミだったらどちらのタイプですか?
普段からツッコミをしたりはしないですが、漫才をやっている時はツッコミがすごく性に合っていたというか、間宮君がボケてくれるのが楽しみで、毎回、間宮君の横にいられてよかったなと思います。
――そんな、相方として共演した間宮さんの印象はいかがですか?
間宮君はすごく“動物的”というか、台本通りにせりふを言っても自分の感覚でしっくりこないと、もっとこうした方がいいんじゃないかってしっかりと意見を言える方です。
監督含め3人で、せりふの細かい部分まで話し合いをして、撮影に臨めたのはすごくよかったです。
撮影現場の、その場の雰囲気を感じ取れる“動物的”な部分もあるんですけど、そこから自分のアイデアも提案できるアイデアマンでもあるんです。それが頼もしくて、本当に心置きなく話せる存在です。
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