本田翼、新海作品に初参加「初心に帰れた気がしました」【「天気の子」連載】

2019/08/03 09:00 配信

映画

新海誠監督の新作「天気の子」(公開中)で女子大学生の夏美の声を演じた本田翼撮影=横山マサト


3年ぶりとなる新海誠監督の新作「天気の子」で、主人公・帆高(醍醐虎汰朗)が出会う女子大学生の夏美の声を演じた本田翼。「鷹の爪7 女王陛下のジョブーブ」(2014年)、現在放送されている「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」(テレビ東京系)でクマの妖精・くまちぃの声を務めるなど、これまでも声優経験はあったが、今回初めて新海監督の作品に参加できたことは大きな喜びだったという。

須賀(声:小栗旬)の事務所を手伝う女子大学生の夏美(声:本田翼)©2019「天気の子」製作委員会


――夏美の声を務めると決まったときのお気持ちを教えてください。

今回は新海さんから「本田さんの声を聞いてみたい」と声を掛けていただいて、オーディションに参加させていただきました。最初は「自己紹介を、できれば地声でお願いします」と言われ、その後に夏美のセリフをいくつか読ませていただいたんですが、決まるまでの時間は本当にドキドキでした。そういう「決まる、決まらない」というところに自分が立つのが久しぶりだったので、そういう意味でも初心に帰れた気がしました。

――声を演じる上で意識されたことはありましたか?

オーディションのときも「私の地声を聞きたい」と言ってくださっていたので、変に作り込まずに自分のままで行った方がいいのかなと。なので、アフレコでもほとんど地の声でやらせていただきました。

――新海監督は本田さんの地の声を聞いて、夏美に起用されたということなんでしょね。

自分としてはなぜ私が選ばれたのかも分からない状態だったのですが、私がセリフを言ったときに「夏美がしゃべってる!」と思ってくださったみたいで。ということは、私の無意識のしゃべり方に夏美っぽさを感じてくださっているのかなと思ったので、変に気負わず、リラックスして演じることが一番なのかなと思いました。

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