遠藤憲一、加害者家族との“禁断の恋”は「スリリングで美しい場面に」

美しい場面にしていきたい

――物語では、志方の行動を受け、一家の関係がどんどん悪化してしまいますね？

まだ関係が壊れきっていないシーンを撮影しているので、これからどんどん壊れていくのが寂しいです…。今は娘役の二人(永瀬莉子、仁村紗和)とハイタッチをするくらい和やかにやっていますが、完全に壊れた後の現場の雰囲気は大丈夫かなと心配です。

――また、不倫をする姿も描かれていきますが、どのような気持ちで臨まれますか？

基本は美しい場面にしていきたいです。生々しくなるのは嫌なので、どうすればスリリングで美しい場面になるのか、(被害者の母役の)田中美里さんやカメラマンさん、照明さん方と話し合いながら進めていきたいです。

――最後に、見どころを教えてください。

人間ドラマなので、カチカチの雰囲気ではないところもたくさんあります。少年法などを学ぶこともできるし、こういう人生の転び方もあるんだなという楽しみ方もできると思います。後半は、同級生の子がなぜ息子を殺したかも明らかになっていくので、推理しながら見ていただければ。

とにかくびっくりするような展開になる、見始めたらやめられない作品です。ぜひのぞき見してみてください。