2月5日(土)から公開される映画「毎日かあさん」の完成披露試写会舞台あいさつが、1月20日、東京・新宿ピカデリーで行われ、出演者の小泉今日子、永瀬正敏、矢部光祐(子役)、小西舞優(子役)、小林聖太郎監督、原作者の西原理恵子氏が出席した。
同作は、シリーズ累計170万部を突破する西原氏のベストセラー漫画「毎日かあさん」を実写化。うわべだけのキレイごとを嫌い、現代女性の本音の生き様を描き続ける、漫画家・西原理恵子の“かあさん”としての生き方と、家族4人の普遍的なきずなを描く。
原作のファンだという小泉は「本当に西原さんの作品が大好きで、ほとんどの作品を読んできました。この話を頂いた時は、“私なんかが、やらなくていいんじゃないか”ってためらいました」と告白。また、役作りのために12キロ減量したという永瀬は「役作りといいますか、この映画に必要なことだったので、役者として当たり前のことだと思うんです。『いい芝居をやろう』というよりは、原作ファンの方々に失礼のないよう、全身全霊で取り組みました」と役者魂を見せた。
子役の矢部は、カメラが回っていない時のことについて「お母さん役の小泉さんは、暑い撮影の時にアイスを買ってくれたり、とても優しいお母さんでした。お父さん役の永瀬さんは、おんぶをしてくれたり、写真を撮ってくれたり、とても優しいお父さんでした」と笑顔でコメント。永瀬がクランクアップする時、思わず泣いてしまったという子役の小西は「おとしゃん(お父さん)は、いつも遊んでくれました。ブロックとか、カエルちゃんで遊んでくれました。いつも遊んでくれてうれしかったのに、もう会えないと思って寂しくて泣いちゃいました」と打ち明けると、それを受け、小泉は「いつも家族のような感じだったんです。それを心掛けていましたし、本当にずっと一緒にいました」と現場の様子を語った。
さらに、完成した映画を見た西原氏は、永瀬の演技に驚いたらしく、「私だけしか知らない鴨志田(夫)を演じているんです。私しか知らない表情だったり、しぐさだったり。それが不思議でした」と明かし、小泉については「私が知っている輝ける“キョンキョン”じゃなくなっていました(笑)。役者さんというのは、輝くだけじゃなく、汚れた役もできるんだなって思いました。汚い役をさせてしまってゴメンなさい(笑)」と会場を笑わせた。
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