スポーツメーカー・ヨネックスの新製品ゴルフクラブの記者発表会が都内で行われ、ヨネックス契約選手でプロゴルファーの石川遼が出席した。
今回、発表された新製品のクラブ「EZONE(イーゾーン)」は、'11年シーズンから石川が使用するドライバー。フェースの中心と重心が一致する「芯・重心設計」となっており、爆発的なショットを生み出すことができるのが最大の特徴。そのほかにも、シャフトに世界初の新素材「ナノプリーム」が採用されているなど、最高性能を備えているクラブだ。
石川は今シーズンを共に戦う新兵器「EZONE」について、「昨年までの丸形モデルと形状が一新していて、洋なし型になったんですけど。構えた瞬間に構えやすくて、振りやすいだろうなという印象です。5年ぐらい前までは洋なし型のドライバーを使っていたので、その時のスイングの躍動感などを思い出して、ヨネックスさんに要望を伝えました。もしかしたら無理な要求だったのかもしれないですけど、ヨネックスさんと僕がいろいろコミュニケーションを取ってきたからこそ、こうゆう(新しい)ドライバーが生まれたと思うので。これが(契約してから)3年たったコミュニケーションのたまものだと思います(笑)」と、その出来栄えに満足な表情を浮かべた。
「EZONE」の試打はまだ行っていないという石川。「(これから)アメリカに渡るまでの3週間の中で試して、シャフトの種類も含めて4本の中から、一番合ったドライバーをアメリカに持っていきたいと思います」と新兵器デビューの計画を明かし、今シーズンの抱負について「日本ツアーが4月から開幕しますが、その日本ツアーの中で、1つ大きな目標としているのが、ドライビングディスタンスで平均距離300ヤード。昨年までの平均飛距離が297ヤードぐらいで、それを平均で約3ヤード伸ばすことはすごく難しいことなんですが、このドライバーと一緒に飛距離を追求していきたいです。EZONEっていうドライバーと1年間しっかりと戦って、最終戦まで賞金王を狙える位置にいられるように頑張りたいと思います」と活躍を誓った。
また、テレビ出演などで大忙しだった年末年始の活動も振り返り、「紅白歌合戦の開幕宣言は'10年で一番緊張しましたけど、そのほかはゴルフを通じてのお仕事がほとんどで、とんねるずのお二人と競演させていただいたり、宮里藍さんとプレーしたり、ああいう時間はオフならではなので、楽しかったです。でも、テレビ番組の収録の緊張というのは試合の緊張感とひと味もふた味も違うので、思いっきりリラックスはできなかったですけど(笑)」と明かした。