――15年もの長い間、毎年のように単独ライブを続けてきて、芸風やコントの作風に変化はありますか?
金田哲:芸人って、大喜利力とかトーク力を求められますけど、僕らの場合それらが皆無なので(笑)、基本、言葉で笑わせるというよりかは、現象だったり顔や動きで笑わせるっていう、分かりやすいネタをずっと続けてきてるんですね。
ただ、2、3年前からは、そうではないネタも意識してやっていて。今回はタイトルにもあるように、落語的な、人情噺的なネタもやろうかなと考えてます。
――“見た目で勝負”ではないネタもやるようになったのは大きな変化ですね。
金田:そうですね。10年くらい前、ショートネタブームの頃は、見た目のインパクトばっかり考えてたんですけど、「これだけじゃダメだ」っていうことにようやく気付きました。
――それでは、ズバリ、今のはんにゃのネタの強みとは?
金田:物語的な展開とか二人の関係性とか、いろいろ考えて作ってはいますけど…最終的には“顔”かもしれないです。
――結局、顔ですか(笑)。
金田:ハハハハ。どんなフレーズを言ってても、「結局、顔じゃん!」っていう(笑)。でも15年間、顔で勝負している芸人もなかなかいないと思うので。
川島章良:以前は“顔と動き”だったので、ちょっとした変化ですよね(笑)。
金田:動きがあって、そのあとの顔ですから(笑)。
――では、今年の単独ライブは顔に注目、ということで(笑)。
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