BURNOUT SYNDROMES、強力タイアップの新曲に自信「手応えがありました」<Interview>

2019/08/02 12:00 配信

音楽 インタビュー

8月21日(水)にシングル「Good Morning World!」をリリースするBURNOUT SYNDROMES

熊谷「悔しさが活動に影響を与えたかも」


――お三方は高校の同級生とのことですが、バンド結成して約5年後の2010年。TOKYO FM 「SCHOOL OF LOCK!」主催のイベント「閃光ライオット」で準グランプリを獲得し、一気に注目を集めました。当時の心境を教えてください。

石川:いや~。実は優勝したと思ったんですよ。

熊谷:そうだね。

廣瀬:うん、僕もしたと思った。

石川:優勝者はもう1回パフォーマンスできたので、優勝した気になって、片づけもしなかったんです。優勝できなくて、泣きながら片づけたのを覚えていますね。

熊谷:そのときの悔しさみたいなものは、それからの活動に影響を与えたかもしれないですね。

――結成10周年となる2016年3月、 EPICレコードジャパンからシングル「FLY HIGH!!」でメジャーデビューされました。やはりここがバンドとしての転機だったのでしょうか?

石川:そうですね。僕は「FLY HIGH!!」を「ハイキュー!!」のオープニングに入れていただいたのが大きいと思います。

熊谷:この楽曲は、コンペティションでオープニング曲に決まったんです。「閃光ライオット」で準グランプリを取って以来、初めて勝ち取れたという感じがしましたね。

廣瀬:18歳の頃からいろいろなレーベルに音源を送ってきて、なかなかうまくいかなかった時期もあって。今の事務所に出会えて、こうやってタイアップをつかめたのは転機でした。

――「FLY HIGH!!」はアニメのテーマ曲ということで、反響も大きかったのでは?

石川:そうですね、アニメファンの方をはじめ、たくさんの反響を頂きまして。ありがたいことに、熊谷くんの歌詞に共感してくださっているのか文学的なファンの方も多く、僕らは手紙を頂くことが多いんです。

その他にも「バレーの試合に行く前に聴いています!」など、いろんな感想を頂き、ありがたかったです。

――熊谷さんが手掛ける楽曲は、文学的な歌詞が印象的です。どのように生み出しているのですか?

熊谷:僕はこれまで音楽より漫画に触れることが多くて、僕の中では楽曲作りは曲を書いているのではなく、漫画を描いている感覚なんです。

何枚か描きたい絵があって、それを曲にしている。常に絵を描きながら、曲を作っていますね。

――「銀魂 銀ノ魂篇」のエンディングテーマ「花一匁」も作品の世界観とマッチングしていましたが、それも作品へのリスペクトが大きいのですか?

熊谷:そうですね。僕は「銀魂」は連載が始まった頃から読んでいて、古株のファンなんです。なので、「花一匁」は古株ならではのファンアートのような気持ちで作りました。

「銀魂」のふざけているけど真面目な部分は大事にして。

映像も楽曲をイメージしたものにしていただいて、ありがたかったです。やはり作品への思いが強いと、筆が乗るところはありますね。

石川:「花一匁」は「銀魂」の歴代エンディングテーマランキングでも好きだと言ってくださる方が多くて、そういう声もうれしいですね。

――新曲「Good Morning World!」も、「Dr.STONE」をイメージして書き下ろされた楽曲ですよね。

熊谷:「Dr.STONE」は科学的でゲーム的要素が強い作品ですが、僕はもともと理系でゲームも好きなので、作品へのリスペクトが強くて。

自然と「僕が一番いい曲を書ける。僕以上にこれを愛せる人はいない」と、胸を張って言えたんです。この楽曲は、ほとんど迷わず書けましたね。

廣瀬:僕も原作漫画が大好きなんですけど、初めて「Good Morning World!」を聴いたときに、「このアニメにはこの楽曲しかない」って思えたんです。メジャーデビューしたときの感覚に近くて、手応えがありました。次のステップに行かなければ、と思っていたタイミングだったので、熊谷くんに感謝です。

石川:僕も作品のファンです。今回の曲は作品のありのままを歌うのではなく、包み込むような感じで、1話を見たときに「最高だ」と思いました。

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