羽化し、人間の姿になったセミ(山田)は、“地上で生きる最後の7日間”を由香(木南)の部屋で過ごすことに。「命を救ってもらった恩返しに、僕にできることはなんでもします」というセミに、由香はこの上ない幸せを感じる。
由香の横で、さっさと眠ってしまったセミの美しい寝顔を見詰めながら、「こんなに幸せでいいのか」「こんな幸せなのは夢なんじゃないか」と不安な気持ちにも…。
そして爽やかな朝を迎えたセミは、由香によって急きょ「セミオ」と名付けられ、庄野くぎこ(檀ふみ)・ねじこ(阿川佐和子)姉妹、岩本マサ(やついいちろう)・春(山崎)夫妻ら「うつせみ荘」の住人たちに紹介される。
「6日ほど、由香の部屋にいる」というセミオに、かわいらしさや怪しさ、警戒感…など、さまざまな感情をもって接する住人たち。
しかし由香のこれまでにないほどの幸せそうな様子を見て、次第にセミオを受け入れ始める。
そんな幸せな朝のひとときを過ごしていた由香は、出勤するのをすっかり忘れていたことを思い出し、慌てる。いっそこのままズル休みしてしまおうか、という気持ちを振り払いながら、職場へと出掛けるのだが…。
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