8月12日(月)、WOWOWライブにて放送される「SUMMER SONIC YEARS 2000-2018」。このほど、同番組内で放送されるライブ映像のラインナップが発表された。
ことしで20回目を迎える都市型音楽フェス「SUMMER SONIC」。8月16日(金)~18日(日)に開催される「SUMMER SONIC 2019」では、B'z、RED HOT CHILI PEPPERS、THE CHAINSMORKERSをヘッドライナーに、国内外から豪華アーティストが集結。チケットが全券種完売となるなど、大きな話題を集めている。
そんなことしの開催を前に、過去19回のハイライト映像を一気見するプログラムを放送。今や超大物となったアーティストの若かりし頃や、今ではもう見ることの叶わないアーティストまで、見応え十分の内容となっている。
また、番組では「SUMMER SONIC」の主催者であるクリエイティブマンプロダクション・清水直樹氏にインタビューを敢行。サマソニを立ち上げた理由や運営の苦労、10周年の2009年に“世界のフェスの先駆けとなった”と思った訳など、サマソニ20年の歴史を語り尽くす。
それでは、今回OAされるアーティストのラインナップと共に、“サマソニ”の歴史を振り返ってみよう。前編となる今回は、初年度となった2000年から、10周年の2009年までを紹介する。
記念すべき第1回は、山梨・富士急ハイランドコニファーフォレストと大阪・WTCオープンエアスタジアムの両会場にて開催。ラインナップが両会場を行き来する、いわゆる「巡回型」フェスのスタイルを日本に初めて本格的に導入し、日本のフェスにとって歴史的な一歩となった。
そんな第1回のヘッドライナーを務めたのが、THE JON SPENCER BLUES EXPLOSIONとGREEN DAYの2組。ほかにもウィーザー、311、フレーミング・リップスなど、USオルタナ勢が脇を固めるラインナップに。
一方で、MUSEやCOLDPLAY、SIGUR ROS、AT THE DRIVE INなど、2000年代以降の音楽シーンを席巻するバンドたちが新人として出演。後に「サマソニに出た新人バンドは出世する」と言われる一因となった。
そんな中、大きな話題となったのがジェームス・ブラウン。ライブ中、客席から物を投げ込まれたことに憤慨したJBは、その場で演奏を止め、通訳を介して「次やったら帰るぞ!」と説教する一幕も。日本におけるフェスのマナーを語る上でも重要な場面となった。
第2回は、東京会場が千葉マリンスタジアム&幕張メッセに、大阪会場がWTCオープンエアスタジアム・インテックス大阪にそれぞれ変更。「都市型フェス」としての礎がここで築かれることに。
この年のヘッドライナーはBECKとマリリン・マンソン。野外ステージの「STAGE1」にはRANCID、SLIPKNOT、INCUBUSらラウド系のアーティストが、屋内ステージの「STAGE2」にはAIR、tahiti80、Mercury Rev、マシュー・スウィートら多彩なジャンルが名を連ね、ステージごとの色合いも顕著となっていった。
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