有村架純「当たって砕けていい結果が出るタイプじゃないので、コツコツ派かな」

2019/08/05 16:01 配信

映画

映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」に出演中の有村架純撮影=西村康


現在公開中の「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」。誰もが耳にしたことがある“ドラクエ”の「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」を原案に描いた3DCGアニメ。物語のカギを握るビアンカの声を有村架純が担当した。

――今回は、2年前に声を収録してそれに合う画をつくるという“プレスコ”方式で収録されたとのことですが、実際に声を当てた感想を教えてください。

有村「自分のイメージって限界があるんだと思います。あくまでも自分の中でつくられているものなので…。今回は、そのように自分でイメージしながら声をあて、そのイメージに近い映像にしてもらったので、すごく不思議な感覚でした。2年後に画と合ったものを見させていただき、さらに息づかいなどを収録して、少しでもビアンカに近付けるようにしましたね。初めての方式で戸惑いもありましたが、現場で生まれた空気感や主人公のリュカ(声・佐藤健)とビアンカの距離が少しずつ縮まっていく様子が、声を通して少しでも伝わってくれるとうれしいです」

――声の芝居に挑戦してみていかがでしたか?

有村「普段演じているものとは全く違うもので戸惑いましたね。ちょっとオーバーにやらないと伝わらないかな?と思ったりして。そしてそういうお芝居をすると普段しない分、大げさになっているような気がして不安になったりしました」

――今回演じられたのは、主人公・リュカの幼なじみのビアンカ。彼女の魅力はどういうところだと思われますか?

有村「彼女は勝気なところやはすっぱな部分もあるんですが、すごく好奇心旺盛で天真爛漫な女性。その勝気なところがかわいいんですよ。そして、コロコロと表情が変わるのも魅力的。リュカに対してどう思っているのか表情を見ていたら伝わってくると思います。私と正反対のタイプですね。お芝居をするときはテンションを何個か上げてやっていますが、普段はあんなに表情を変えることってないですよ(笑)」