――今年2019年6月に結成6周年のライブが行われましたけど、あらためて振り返ってみてどんな思いを感じていますか?
あのライブは、めっちゃ泣きましたね。ファンの皆さんとスタッフの皆さんが、ここまで私たちを見捨てないで応援してくださったことに感謝の気持ちしかなくて。ものすごく心が揺らいだライブでした。
それと同時に、やっぱりデビューの時に思い浮かべていた景色ではなかったので…。
デビューした頃は、6周年ぐらいの時には武道館に行けるだろうなんて思っていたんですけど、その景色とは違うなっていう悔しさもあって。その2つの思いでいっぱいでした。
――あえて聞きますけど、今の自分に足りないものは?
個人の課題としては、もっと自分のことを発信しなきゃいけないなって。自分の心情だったり、今思っていることだったり、そういうのをもっと生々しく世に出すと、親近感を覚えてくださる方たちが増えるのかなと。
もっと自分の言葉でいろんなことを伝えていける人になりたいなと思っています。ラジオをやるようになって言葉の影響力のすごさを感じたから、そういうことを強く考えるようになったのかもしれません。
――TPDとしての課題は?
グループとしては、やっぱり“慣れ”とどう向き合うのか。ライブはノンストップというのが一つのパッケージになっていて、リリイベを合わせたら何百回もやっていると思うんですよ。だから、どうしてもそこに“慣れ”が出てきてしまう。
そういうことって人間誰しもあると思うんですけど、それを少しずつでもいいからなくしていきたいなと。その思いが1つ1つ積み重なっていけば、今よりも1ステップ、2ステップ上に行けるんじゃないかなって思います。
――そういえば、先日の「WILLSELECTION」とのコラボイベントは大盛況だったみたいですね。
大好評だったと聞きました。妹も来てくれたんです。
――TPDの特典会とは、また違う触れ合いが?
いつもライブに来てくださるファンの方たちから、「モデルとしての上西星来のイベントって初めてだよね」って言われたんです。デビュー当時から応援してくださっている方からは別人に見えるから緊張してしゃべれないって。
自分では何も意識していなかったんですけど、それだけ見え方が違うんだということにびっくり。
いつもとは違う別の人みたいな感じでここにいるんだと思ったら不思議な気持ちになりました。
――そのファンの方たちのリアクションは新鮮?
うれしかったですね。やっぱり同一人物とはいえ、アイドルの時とモデルの時では活動の内容が全然違いますから。
TPDの上西星来はメンバーの1人ですけど、モデルの上西星来は個人でやっているので自分の中でも捉え方が違う。もちろん、どっちも大切な場所ですし、とても勉強になります。
――東京に続いて、8月9日(金)には大阪でもコラボイベントが!
普段の握手会とは違う距離感が面白いですよね。ファッションのことをより深くお話できる機会ってあまりないので私自身も楽しみ。
――さて、せっかくの連載企画なのでメンバー全員への共通質問を。じょにーさんの主観でメンバー1人1人を自己紹介ならぬ“他己”紹介してください!
じゃあ、TPDのマイク番号順でいきますね(笑)。1番・高嶋菜七です。菜七は、TPDを一番和ませてくれる人だと思っているし、やっぱり引っ張っていく力もある。
それと、これは不思議なんですけど、グループとして一緒にいる菜七とプライベートの時の菜七は何かちょっと違うんですよ。本人は気付いていないかも。アイドルの私とモデルの私が別人みたいだという話をしましたけど、菜七にも同じことが言えるような気がします。自然とそういう分け方ができているのかもしれませんね。
――続いては…。
2番は私なので(笑)、3番の櫻井紗季! いさきは、物事を見る観点が人とちょっとずれている時があるんです。あ、これはいい意味ですよ(笑)。一緒に俳句の番組(「俳句さく咲く!」NHK Eテレ)をやっているからかもしれないんですけど、一つの俳句を詠むにしても人とは違う表現なんですよ。
新しいことを発見して挑戦するのもいさきの特徴。独自の表現を持っているので、そういうところを大切にしてほしいなって思います。絶対面白いから(笑)。自分が見たものの表現の仕方や話している言葉とかを変な風に曲げず、いさきならではの感性を大切にしてほしいです。
――4番は?
4番は浜崎香帆です。香帆は真面目なので、それをどうぞ突き通してください(笑)。
グループの中で一番真面目。これは昔からずっと変わらない。私も自分のことを真面目だと思っていたんですけど、ちょっといろいろ適当なところがあったりするので…。
やっぱり、香帆の真面目さはすごい。コツコツやることもそうですし、事前の準備もそう。やるって決めたらとことんやるところが香帆らしい。これぞ、日本人って感じ。ステキです!
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