波瑠、魔法を使えるなら眠気を飛ばしたい「いつでもどこでもすぐ寝てしまうんです」

2019/08/08 19:29 配信

映画

映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」に出演中の波瑠撮影=西村康


現在公開中の映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」。シリーズの中でも絶大な人気を誇る「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」を原案に山崎貴監督が手掛けた本作。主人公・リュカ(佐藤健)の前に現れる大富豪の娘・フローラの声を担当したのは波瑠

――完成した作品をご覧になっての感想を教えてください。

波瑠「声を先に撮って、それに合わせて映像をつくるという“プレスコ”という方式で収録したのですが、そのおかげでキャラクターの表情がすごくイキイキしていて、そこに魅了されました。アニメーションもすごくキレイでした」

――声の芝居というのはいつもの芝居とは違うものですか?

波瑠「全然違いましたね。細かく言うといろんなことがあるのですが、本当に普段のお芝居とはまるで違うもので…。映像に映るときは、表情や体の動きを使い表現し、セリフはマイクをつけているので結構小さい声でも拾ってもらえる。それに対して声だけの場合、基本、表情つくってもどうにかなるわけでもなく、固定されたマイクの前で立っているため動くこともできない…。動きが封じられると声も動きが失ってくるような気がして、不自由さも感じることが多かったです」

――波瑠さんが演じられたフローラは、どんな女性だと思われましたか?

波瑠「最初に声を収録するとき、ビジュアルのイメージはもらっていたので、お嬢様でおしとやかかな?と思って演じていたんです。でも監督からもう少し力強く演じて!と言われて…。そこでフローラはちゃんと強い女性なんだと気付きました。お嬢様だけど見た目以上に芯が強く、頼もしい女性という感じ。結婚相手も自分の意志で決めたいし、親に言われたからリュカのことが気になっているわけではない。そういうところがステキだと思いました。“お嬢様=おしとやか”という概念を崩すタイプかも(笑)。行動派ですよね」

――“DQ”はやったことがないとのことですが…。

波瑠「子供のころや今でも、周りで“DQ”のファンはいっぱいいるのですが、私はプレイしたことなかったです。でもたくさんの人に愛されている作品だなと思いました。ちなみに私は、コツコツレベルを上げていくのがあまり得意じゃなくて…。最近、別の一人称視点のアドベンチャーゲームをしているのですが、全然上達しないんです。上達する方法をいろいろ調べていたら、一番多かったアドバイスが“黙って1000時間”。要は慣れろ、ということなんですが、やっぱりそうか~と思ってちょっと悲しい気持ちになりました。ゲームの世界もコツコツ努力することって大事なんだなと(笑)。今では、仕方ないと思いながらプレイしています」