三浦貴大「矢口史靖監督から言われた『うさんくさい笑い方』が難しかった」

2019/08/13 06:30 配信

映画 インタビュー

三浦貴大、撮影現場でのエピソードを語る撮影=永田正雄


三吉とは変顔でコミュニケーション


――撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

明るくて楽しかったんですけど、ものすごく時間のかかる撮影をしていたので、体力的には大変でした。

共演者は、ほとんど三吉さんとしかお会いしていなくて、くだらないことでずっとゲラゲラ笑っていました。僕がオフィスの会議室の方にいて、三吉さんがその外側にいるというシーンを長い時間撮影していたら、三吉さんがガラス越しに変顔してくるので、僕も変顔で返すみたいな(笑)。声は聞こえないのに、ゲラゲラ笑っていました。三吉さんは、いい意味で子供みたいなことをする方で、親近感がありました。

――矢口監督率いる「矢口組」の感じはいかがでしたか?

これまでいろんなことをやってきたと思うんですけど、皆さんそれに慣れていて。職人さんがいっぱいいるみたいな、すごく動きがスムーズで、この現場はやりやすいなと思いました。

――三浦さんの思う理想の男性ってどんな方ですか?

あまり理想がないんですよね、夢もないし(笑)。諦めているというより、あまり理想を持たないというか。役者としては好きな方はいっぱいいますけど、でも目指しているわけではないし。自分にできることしかできないと思っているので。模倣からはじまることもあると思いますが、僕は器用じゃないのでほんとに真似になってしまうと思うので。

理想の男性の話から「あまり理想がないんです、自分にできることしかできないと思っている」と明かす三浦貴大撮影=永田正雄


――作品にちなんでお聞きします、催眠術をかけられてみたいですか?

僕、実はかけられたことがあるんですよ! 見事にかかって、すごく楽しかったです。でも楽しもうとしなければかからないって先生がおっしゃってました。

――最後に今作の見どころをお聞かせください。

あまり最近なかった作品だと思いますし、とにかく楽しめると思うので、映画館に来て見てもらえたらなと思います! 絶対に見て損はないですよ!