8月12日(月)に第11弾(特別編含む)が放送となる「香川照之の昆虫すごいぜ!」(朝9:00-9:30、NHK Eテレ)。放送に先駆け、同番組のチーフプロデューサー・林一輝氏に香川照之の印象や番組での苦労などを聞いた。
「香川照之の昆虫すごいぜ!」では、大の昆虫好きである香川がカマキリのかぶりもので“カマキリ先生”に扮し、「人間よ、昆虫に学べ!」をテーマにほとばしる昆虫愛を熱く語り、ときには体当たりの実験や取材を行う。
子供から大人まで楽しめる同番組は反響も大きいとのことで、林氏は「2016年の秋からおよそ3年、初回から大きな反響がありました。当初から番組としての面白さについては確信がありましたが、本当に1回1回を香川さん含めスタッフ一同全力で作ってきたので、気づいたらこれだけの数を重ねることができていたことに驚いています」と振り返った。
また、NHKには番組を視聴した子供達から毎日のように手紙が届き合計2000通ほどになったという。林氏は「1枚1枚にカマキリ先生や昆虫のイラストなどが描かれており、とても励みになっています。また、ロケ先で子供達が「カマキリ先生だ!」と大喜びしてくださるので、子供達にはカマキリ先生がかなり浸透しているのだなと感じています。放送の度に盛り上がるネットの声にも大きく励まされています」と笑顔を見せた。
番組を通して苦労したことを聞くと林氏は「毎回、一番大変なのは編集です(笑)。香川さんは、話し始めると止まらなくなり、しかもその話が毎回とても面白いので、ディレクターは『編集が楽しくもあり、苦しくもあり』と語っています」と振り返った。
実験のコーナーでは、昆虫のすごさをどう表現するかに苦心していると言い、林氏は「香川さんにこんなことをお願いしていいのだろうか?という実験をいつもご相談するのですが、快くやっていただいており感謝しております」と語った。
また、同番組の主要なスタッフは理系ぞろいで構成されているというが、特に“昆虫好き”が集まったというわけではなかったという。しかし、林氏は「香川さんとご一緒する中で昆虫の魅力がわかるようになりました。昆虫達の独特の能力やすばらしい形態の美しさには、本当に驚かされます」と語った。
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