三浦春馬主演による映画「アイネクライネナハトムジーク」が、9月20日(金)より全国公開。公開を前に、劇中の見せ場であるボクシングシーンの場面写真とメーキングカットが解禁となった。
本作は、人気作家・伊坂幸太郎にとって初にして唯一の恋愛小説集「アイネクライネナハトムジーク」の映画化作品。
三浦、多部未華子の恋を軸に、不器用ながらも愛すべき人々のめぐり会いの連鎖を10年に渡り描いた、愛と驚きに満ちあふれた“出会い”についてのラブストーリーが繰り広げられる。
監督は「映像化するなら彼しかいない」と伊坂がラブコールを送った今泉力哉、脚本は伊坂原作に定評のある鈴木謙一が担当。そして、映画の中でもキーとなる主題歌「小さな夜」と劇中音楽を、斉藤和義が手掛けている。
解禁となったボクシングシーンには、注目俳優の成田瑛基演じるボクサー・ウィンストン小野に加え、物語の舞台となる宮城出身のサンドウィッチマンがセコンド役で出演。
成田は、原作の世界観とリアリティーのバランスを崩さないよう、役作りのために週4~5回のペースでジムに通ったとのこと。今泉監督の「愛がなんだ」(2019年)でも美しい筋肉を披露していた成田のボクサー姿も、見どころの1つとなる。
登場人物の対話シーンがメインの作品を多く撮影してきた今泉監督にとって、チャレンジといえる本シーンの撮影について、「経験値が足りないことは演出部やカメラマンに頼って、前日までにしっかりカット割りの相談をしてから撮影に入るようにしました」と振り返る。
さらに、「ただ、ボクシングの映像だけが突出してもいけないので、彼の存在が他の登場人物と並列になるように、全体のシーンのウェイトやバランスに注意しました」と、今泉監督ならではの細かな演出についても明かした。
このボクシングシーンが他の登場人物たちにどう交差していくのか、そして伊坂原作による映画への出演を熱望していたサンドウィッチマンがどんな演技を見せるのか、劇場で確認してほしい。
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