乃木坂46の松村沙友理が主演を務め、大野いとが同僚のOL役を演じる映画「東京ワイン会ピープル」が、10月4日(金)より公開される。
連ドラ化もされたコミック「神の雫」の原作者でもある樹林伸の同名小説を実写化。上司からワインパーティーに誘われたヒロインを中心に、ワインを通じてさまざまな人たちが出会い、交流する人間模様が描かれていく。
主役の桜木紫野を演じる松村、その同僚の雨宮千秋を演じる大野に話を聞いた。
――ワインに関するうんちくはもちろん、ワイン会を通じた人間模様など、さまざまなテーマが盛り込まれた作品になっていますね。
松村沙友理:私も最初に台本を読ませていただいたときは、おっしゃる通りたくさんのテーマが入った作品だなと思いました。ワインのお話が中心ですけど、ワインが人をつなぐ話ということで、いろいろな人たちの人間模様がコロコロと変わっていくのが面白かったです。
大野いと:ワインには全然詳しくなかったし、未知の領域だなって思って、初めはちょっと不安があったんですよ。でも、台本を読んでみて、ワインのことをこんなふうに語るんだっていう表現の仕方に気持ちが入り、撮影が楽しみになりました。
――お二人が演じる役柄は対照的なタイプとして描かれていますよね。
松村:私が演じた紫野ちゃんは何ごとにも真っすぐで、ワインに対する接し方もそうですけど、千秋に対する接し方もすごく友だち思いな感じで、演じていて共感できたし、演じやすかったです。
――自然体で演じていらっしゃる感じが伝わってきました。
松村:そこは自分の中でも気を付けた部分ではありますね。監督さんが「ナチュラルな撮影をしたい」とずっとおっしゃっていて、あまり作り込んで演じすぎないほうがいいのかなって、逆に気を付けていました。
――対する大野さん演じる千秋は恋愛も含めて、グイグイと行くタイプで。
大野:積極的で、一生懸命になり過ぎて空回りしちゃうタイプですね(笑)。紫野ちゃんは受け身で、人のことをよく観察している女の子だったので、対照的なところが出せたらいいなと思って、ガツガツと自分から前に出ていくことは意識しました。
――今回が初共演でしたが、お互いの印象は?
松村:初めて会った時、私が元々思っていたイメージとはちょっと違う方だなと思いました。今回演じた千秋っぽくて、元気はつらつなチャキチャキしている感じかなって思っていたんですよ。
でも、お会いしたらほんわかしていて、私と同じトーンで生きている方だなって思いました。
大野:私は女性としての強さを持った方なのかなって。でも、撮影に入ったら、いるだけで心が落ち着くくらい柔らかい方でした。白い天使という感じ。撮影が終わった今も、日々の生活で行き詰まったりすると、沙友理ちゃんのことを思い出して、私もあんな雰囲気で生きていきたいなって思ったりしています。
松村:そうなんだ。それはうれしいです。
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