8月11日放送の「林先生の初耳学」(TBS系)に、大人気漫画『闇金ウシジマくん』の著者・真鍋昌平氏が登場。貧困層の現実をテーマに、リアルすぎる情報交換を行った。
林がこの1カ月で気になった本の作者に直接取材し、3分間に凝縮して授業する「3分でわかる!林先生のベストセラー学」。その2回目となるこの日は、累計1,700万部を売り上げた人気漫画『闇金ウシジマくん』(小学館)を取り上げた。
著者・真鍋氏のもとを訪ねた林。「かなりシビアな現実が描かれてると思うんですが、あれは実話ですか?」と尋ねると、真鍋氏は「たくさん取材させていただいてて、それをミックスしてマンガにしています」と返答。連載開始から今年完結を迎えるまでの15年間、真鍋氏は債務者や金融業者あわせて1,000人以上を自ら取材してきたという。
林から“借金する人の特徴”を聞かれた真鍋氏は、豊富な取材を踏まえ「やっぱり“自信がない”・“見栄っ張り”・“実行しない”。この3つですかね。口だけで言うけど結局実行しない人っていると思うんです。そういう感じの人が多かったイメージありますね」と振り返った。
そこからさらに闇金融のリアルに踏み込んだ林。「漫画を読んでいると、債務者は歯がない人が多い印象があります」と指摘すると、真鍋氏は「(取材した債務者は)歯がないとか、歯が欠けてるとか、そういうところに無頓着な人が多いなと思った」とうなずいた。
この返答に、林も思い当たることがあった様子。「僕が行っている歯医者さんの話によると、子どもで治療していない虫歯が5本以上あると、虐待を疑うという状況みたいです」と、社会問題と“歯”の意外な関係に言及した。実際、歯科医が歯の状況から育児放棄や虐待を見つける動きも現実に行われているという。
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