――それぞれご自身が演じられた役の印象はいかがですか?
堀田:マリは正義感が強い一方で、大人数だと周りに合わせちゃうようなところがあって、そこは私とも似ている部分かなと思いました。お姉ちゃんに憧れていて「あんなふうに強くなりたい、自分を変えたい」と思って、実験に参加したんでしょうね。
板野:ユマは自立している女性で、居候している妹に愛があるお姉さん。マリが実験のことを相談してきたときも半分流して聞いていて、ぶっきらぼうな人に見えるかも知れないですけど、妹のことを心配していて愛があるところを見せられたらいいなって思います。
――前野朋哉さん演じる旦那さんとの関係性も面白いですね。
板野:ユマが主導権を握っている感じですね。新婚なのでもっとラブラブなところを出してもいいのかなと思いつつ、男らしい奥さんを演じました。でも、旦那さんのことが大好きな雰囲気も垣間見せて…という、さじ加減が難しい役でしたね。前野さんには本読みの段階からリードしていただけました。
――新婚ですけど、その前の交際期間が長かったのかなという感じですね。
板野:そうかも知れないですね。だいぶ関係性がしっかりしているし。とにかく殺伐としている監獄実験の合間合間に、私たちのやり取りが入ってくるのが休憩というか(笑)、いいアクセントになっていると思います。
堀田:旦那さんが家に帰ってきて、ナチュラルにキスするシーンには、ちょっと笑っちゃいました。
板野:「“いってらっしゃい”と“お帰り”のキスはしなさい」って、ユマが言っているんだと思う(笑)。かわいらしいなって思います。
――終始、輪ゴムを飛ばして遊んでいる手ぐせが印象的です。
板野:衣装合わせの後に監督から提案されて、毎日練習しました。初めはゴムが自分の方に返ってきちゃったりして、とても難しかったですね。
堀田:本番でクマちゃんの縫いぐるみに当たりましたよね。
板野:そうそう。リハではずっと当たらなかったからビックリしました。もしかしたら当たったことにビックリしている表情になっているかもしれないです(笑)。
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