東京パフォーマンスドール、大舞台で魅力爆発! “奇跡の6人組”の本領発揮

2019/08/26 05:34 配信

アイドル

そして赤の流星がピーチステージに登場撮影=永田正雄


完全なる異空間へ!


赤の流星はピーチステージに登場。通路に作られたステージということで、ファンはもちろん通りがかりのアイドルファンたちがいかに足を止めてくれるかが肝心だ。

そういう意味でも最高だなと思ったのが、1曲目に持ってきた「純愛90's -Rearranged ver.-」。先代TPD(原宿ジェンヌ)から歌い継がれる名曲で、ライブでも盛り上がりつつ“聞かせる”系の楽曲。

やっぱり何気なく歩いている人の足を止めるには、ダンスというより直接耳に入る楽曲(歌声)がモノを言うわけで、2人のハーモニーが際立つこの楽曲で、先制パンチをお見舞いした格好だ。

それまでのピーチステージのかわいらしい流れとは一線を画す独特の世界観を持つ2人だけに、一気に会場の空気を流星のものにしていたのは見事というほかない。赤の流星はどのステージでも赤の流星なんだなとしみじみ思った。

2曲目はこちらもファンの多い楽曲「紅~beni~」。美しいハーモニーと情熱的な振り、きれいな2人が抱き合ってクルクル回るというのも珍しいのか、足を止めて「誰だろうこの子たち」と慌ててタイムテーブルをのぞく人もチラホラ。

2曲を終え、脇の「あらためまして私たち…」をきっかけに、2人で声をそろえて「赤の流星でーす!」とあいさつ。

そして東京パフォーマンスドールの派生ユニットであること、TPDは1ステージを終えて次はストロベリーステージでライブをすることを語った後、何度でも言うが個人的に大好物の「Into the Night~夜に落ちて~」へ。

思わず、メモを取るのもやめて「この曲いいだろ?」と通行人の表情をうかがってしまう、誰目線か分からない視点でこの曲を堪能させてもらった。

いやあ、いい。ワンマンじゃないアイドルフェスでこの曲を聴けたのもぜいたく極まりない。

あっという間にラストは、赤の流星の盛り上がり曲「Move On!」だ。

見る者を幸せにする脇の全開スマイルと、見る者を骨抜きにする上西のふんわり微笑…2つの流星が巡り合ったとき、例え横浜アリーナでも彼女たちのステージは赤の流星のワンマンライブ会場に変わる。

こちらも強烈な余韻を残したまま、2人はトークステージへ。

トークステージに登場した脇あかり、上西星来(写真左から)撮影=永田正雄


トークステージでは、これまでの@JAM×TPDの関わり方や、上西が@JAMナビゲーターをやってほしいというその場のファンの声を受けてのリアクション、そしてこういうアイドルフェスでのメンバーの過ごし方(ライブ以外の)などを2人が語った。

個人的には「楽屋でずっと台本を読んでる」という真面目なメンバーが誰なのか気になったが、恐らく黄色系の人なんだろうな…。あの人はいつも本番直前まで腹筋とかしてそうだからなあ。(ごめんなさい)