2017年に上演され、大絶賛のうちに幕を閉じた「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』~暁の調べ~」の待望の再演が、2019年10月25日(金)より大阪メルパルクホールにてスタートする。
世界的な大ヒット作である原作コミックの世界観を忠実に再現しつつ、キャスト陣の突出した歌唱力で見せる、生の舞台ならではのライブエンターテインメント。「暁の調べ」再演では二胡と和太鼓の演奏というオリエンタルな魅力も新たに加わり、さらに注目を集めること必至だ。
ザテレビジョンでは、サイ役・定本楓馬に続き、主人公・うずまきナルト役の松岡広大にインタビュー。後編となる今回は、再演に向けての課題や、2年という月日を経て公演に臨む意気込みを語ってくれた。
松岡の表情からは、どんな状況でも冷静に芝居として吸収しようとするハングリーさが感じられた。
――今回の公演は再演となりますが、前回を踏まえて改善点など課題はありますか?
前回の公演で当時の自分ができることは全部やりきったと思っているんです。でも今回、2年経って、いろいろな現場を経験させてもらってからの再演なので、初演を見に来てくださったお客さんにも、芝居として成熟したものを見せたいなという気持ちがあります。
再演ってどうしても「慣れ」が出てしまうので、それを注意して、培ってきた芝居のテクニックとかを効果的に使って、よりいいものを作るっていうのが課題です。
――初演から2年が経ちましたが、ご自身が成長したなと思うことはありますか?
分からないことを分からないって素直に言えるようになりました。前までは先輩とか現場のペースを崩してしまうのが失礼なんじゃないかと思っていたので言い出しにくくて、今思えばそれってもったいなかったなと。
そこで素直に分からないと言えば、先輩の知識が得られたかもしれないのにって。正直、今も分からないことだらけなんですけど(笑)。それをちゃんと「分からないので教えていただいてもいいですか?」と質問したり、自分で調べて関連性のある本を読むとか、いろんな方法があると思うんです。
――ちなみに最近の「分からないこと」は?
この前、ご飯を食べていたとき、後ろの席にいるカップルが談笑してるな~って思ったら、彼女の方がいきなり泣き出して! 「その感情の波どうした!?」「なんで直前まで笑えるの!?」って思って(笑)。一体どうやったら、笑顔という開放的な状態から、泣くっていう開放ができるんだろう…と芝居の表現を考えてしまいました(笑)。状況観察して何かのキャラクターに投影できるかなと考えたんですけど、心情が分からなさすぎて投影できませんでした(笑)。
――今回の舞台で楽しみにしていることはありますか?
前回もですけど、生演奏です。二胡も和太鼓もあり、和太鼓があんなにステージにドドンってあるってすごいなと思って。それを再演にあたってすごいことしているなとあらためて思ったので、それを伝えられるように僕たちの技術が試されるなと思っています。あと、新しいキャストが入ることによって、どんな輪になるのか楽しみです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)