もう一つ解禁されたのは、地獄少女・閻魔あいに付き従う<三藁>たち。
橋本マナミ演じる骨女は口裂けに片目がないという思わずゾッとしてしまうビジュアル。「極力人間性を排した演出」でさらに際立つ色香が、恐ろしくも、切なく妖艶な骨女を作り上げた。
また、刀の化身とされる一目連(楽駆)の、見据えられるとたじろぐほどの、鋭くも甘やかな視線と、そのノーブルで涼やかな姿に息をのむ。
そして麿赤児が扮(ふん)する、和服姿の老人にして車輪の妖怪でもある輪入道。
プロデューサー、監督からの「最初からこの人しかいないと思っていた」という熱烈ラブコールの期待を上回る、迫力と存在感を醸し出すビジュアルとなっている。