撮影は8月初旬、神奈川県内の公園で行われた。当日は気温35℃を超える猛暑日で、炎天下のロケとなった。
しかし、中村は全く暑そうなそぶりを見せることなく、監督から説明を受けながら、「それは、こういう感じですか?」と確認したり、「こうしたほうが自然かもしれませんね」と提案したりして、芝居にしっかり集中。ファーストカットから抜群の演技力を発揮し、監督のオーダーに完璧に応えていた。
元々動物が大好きという中村は、共演した犬の“ういちゃん”ともすぐに打ち解け、カメラがオフの間も頭や首元を優しくなでて、スキンシップを図る場面も。
ういちゃんも終始気持ち良さそうな表情で寄り添っていた。
慌ててお金を取り出そうとするシーンでは、事前にスタッフから小銭以外にもさまざまなアイテムが入ったガマ口の財布を渡された中村。
本番では、その中に入っているアイテムを活用し、レシートを一枚ずつ取り出して「これは3000円、これは1770円…」と計算したり、アメを取り出して「要りますか?」と尋ねたりと、何度もアドリブで見せ場を作り、現場をほのぼのとした空気にしていた。
中でも特にユニークだったアドリブが、「すっごい10円玉ばっかり入ってるんですよ」と大量の小銭をカップルに見せる場面。
「こんなに10円玉が入ってるって怖いなー、何の仕事してるんだろう、僕」という発言に、周りのスタッフから楽しそうな笑い声が上がっていた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)