続く囲み取材では、板垣が「いかなる時代を扱っていても現代劇じゃないと意味がないと思っているんです。今回は1844年のアメリカという設定をいただき、女性たちが工場で安い賃金で働いているという話。でもこの状況ってどこかの国の“今”に似ていないかな?と思うんです」と作品への思いを語る。
同作は「労働問題」がテーマだが、「ポップな部分、明るく元気なシーンもたくさんあります。労働問題を扱うというよりは、女性がどうやって生きているかを(描いています)。明るい芝居です!」とアピールした。
また、柚希が「こういった(メインキャストが出席する)取材でこれだけ女性が並ぶことってめったにないと思うんです、宝塚以外は(笑)」と語るように、女性の出演者が非常に多い同作。
稽古場の雰囲気について清水は、「女性が多いので、いつもの稽古場とは違う空気ですね。きっと宝塚はこういう感じなのかな?」と話す。
すると宝塚歌劇団出身の柚希と実咲から「ちょっと違う!」とテンポの良いツッコミが。共演者たちの仲の良さが垣間見える一幕だった。
そこから話題は「どのようなところが他の舞台と雰囲気が違うのか」に。
清水が「女子校出身だったんですけど、女子校って感じ!皆さん言いたいことは結構言うじゃないですか」と回答すると、一同は「ああ~」と納得の様子。「確かにここまでみんなに呼び掛けたりするのは宝塚の時以来かもしれない」(柚希)、「男性に言うとちょっと傷つくかもって遠慮しちゃうかも…」(ソニン)とそれぞれ共感していた。
そんな出演者に対し板垣は、「男性って意外と本音をしゃべらないんで、男同士でも飲みにいかないと分からないんですけど、女性ってしゃべる前に顔に書いてあるんですよ。『何言っているのか分かりません』とか、『それはどうかな?』とか。顔に書いてあるから僕はやりやすい」と明かす。
「隠し事ない稽古場にしようと言っているので、みんながワイワイやっているのはとても幸せです」と雰囲気の良さに太鼓判を押した。
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