――作品は、現実世界である一ノ国と、並行世界ともいえる二ノ国を行き来して展開していく壮大なファンタジーとなっていますが。
梶:まさに、一ノ国と二ノ国という二つの舞台があるのが、この映画の一番大きな要素だと思うんです。一ノ国で起こるドラマと、二ノ国で起こるドラマがどう絡み合っていくのか。
そんな中で、主人公たちの青春模様とファンタジーの両方が、うまいバランスで描かれていて。人生と同じで、なかなか一筋縄ではいかない、その山あり谷ありの展開にドキドキワクワクしていただけるんじゃないかと思います。
津田:やっぱり、リアルとファンタジーというか、一ノ国と二ノ国の行き来というのが設定としての見どころだと思いますが、物語は楽しい部分もあれば、割とヘビーな展開もあって。
本当にいろんな要素があり、個性豊かなキャラクターがそろっているので、誰が見ても楽しめる作品になっているんじゃないかなと思います。
宮野:主人公の少年たちがショッキングな出来事に立ち向かっていくところには、ハッとさせられますよね。だからこそ、キャッチコピーに「命を選べ。」とあるように、“命”というものを考えさせられるし、決してきれい事ではなく、力強さ、大切さをメッセージとして受け取れる。
僕らも、常にいろんな選択をしながら生きていかないといけないと思うので、そこにキッカケをくれるようなメッセージを持った作品だと思います。
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