「@JAM」橋元恵一総合プロデューサー×TPDリーダー・高嶋菜七対談! TPDの魅力と“今後”への期待

2019/08/28 07:00 配信

アイドル インタビュー

ライブ後で疲れているはずなのに明るい笑顔を見せてくれた高嶋菜七撮影=永田正雄


高嶋「知ってもらえるだけでもありがたい」


――普段のワンマンライブとは雰囲気からして全然違うと思うんですけど、出演者側からすると何が一番違いますか?

高嶋:いろいろなグループのファンの方が見てくださっているので、(出番の)前後で待つ待たない、って選択肢がありますよね。次のグループを見るためにちょっと早めに来て場所取りしている方とか、ずっとそのステージにいる方とか、お目当てのギリギリに来る方とか。

いろいろな理由があって初めて見てくださる方にも、「TPDってこういうグループなんだ」って知ってもらえるだけでもありがたいです。ファンの方のノリ方もワンマンとは全然違いますね。

――ファンの方もタイムスケジュールを見ているだけで楽しいですよね。さっきのベテラン感に通じるところですが、アイドル業界は長く続けていくアイドルもいれば、解散や卒業というニュースも年々増えている印象です。今後アイドル業界はどうなっていくと思いますか?

橋元氏:僕は10年近くアイドル業界に身を置いているんですけど、今までたくさんの変化がありましたし、これからも当然グループの変遷やメンバーの変動はしていくと思います。

ただ、ネガティブなことばかりではなく、本人たちが自分で“次の道”を探して卒業していく、というケースも多いです。そうやって自分で決断して卒業した子たちは、卒業しても何かしらこういうアイドルシーンに関わってもらえるとうれしいなって個人的には思っています。

今回の総合司会の2人(森詩織、高見奈央)は、どちらも去年までこのメインステージに出ていた子たちですから。

今回は司会として、違う目線からアイドルをサポートする役割を担ってもらっているんですけど、そういうふうにアイドル界で循環していただければといいなと。

そうすると、アイドルから次の道へ、きちんとバトンがつながっていくのかなという感じはしています。

――菜七さんとしては実際ご自分がアイドル業界に身を置いているわけですが、アイドルフェスへの向き合い方、そしてそこから得られるものは?

高嶋:いろんなアイドルさんがいますし、私もこういうフェスで他のアイドルさんと仲良くなったりするんですよ。東京パフォーマンスドールは内気な性格というか、人見知りな子ばかりなので、どうしてもグループで固まってしまう傾向にあるんですけど…。

でも、こうして6年間も続けて出させてもらっていると、だんだん心に余裕が出てきて、「久しぶりだね~元気?」みたいな感じで話せるようになっていて(笑)。

そういう意味でも、場数を踏ませていただいているのはすごくありがたいことだなって思います。それに「@JAM」で培った“ライブ力”を自分たちのワンマンにも持って帰れているので、相乗効果があると思います!