――春菜さんはいかがでしたか?
近藤:人生で自分からこんな長い距離を走ろうなんて一度たりとも思ったことがなかったので、やらせていただける時に「走り終わった後に自分はどうなっているんだろう」とか、駅伝形式で3人も心強い仲間がいる中「自分の中でどういう変化が生まれるんだろう」と思っていました。いざ始まると、ただただ純粋に「3人と一緒にゴールしたい」「完走したい」「3人と一緒に喜ぶ顔がしたい」という思いになって、すごい楽しかったし、気持ち良い時間でした。
――よしこさんとのたすきリレーが印象的でした。
近藤:あの時、互いに「たすきリレーに時間を掛けちゃいけない」という意識はあって、一言くらいでサッと渡して出発してもらおうと思っていたんですけど、いざ待っているよっちゃんの顔を見たら、グワァーッて(こみ上げてきて)ハグしたくなって。もう、サッとなんて無理ですね。待っててくれる顔がすごいいい顔していて、「これから行くぞ!」っていう非常にいい顔だったので(抱きしめられずにはいられなかった)。でも、テンション上がりすぎて、ハイタッチが全然合わなくて…
いとう:あれ面白かった(笑)
近藤:指相撲みたいになっちゃって(笑)
いとう:よしこ、諦めて出て行ったもん。
近藤:でもあれがリアルなんだな、と。気持ちが高ぶるとああなるんだなって。
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