一人話芸の日本一を決める「R-1ぐらんぷり2011」の決勝が、2月11日(金・祝)の夜7:00から関西テレビ・フジテレビ系で放送される。決勝直前に、3572人の中から勝ち残った8人の決勝進出者に直撃。インタビューの第5回は、独特な口調のぼやき漫談で笑わせるナオユキ。初の決勝に臨むナオユキに意気込みなどを聞いた。
――決勝進出おめでとうございます。早速ですが、今回1番のくじを引いて順番を選べる立場だったわけですが、5番目を選んだ理由を教えてください。
「単純に、真ん中くらいと思うとったんですよ。あんまり待つの好きちゃうから、4番目か5番目だと思ったんですね。ただ、ホントはね、4番目でもいいと思ってたんですよ。ただ、先行でいきたいと思ってたから、そう考えると3番目はちょっと早いかなと思ったんですよね」
――長い時間、待つのは苦手なんですね?
「ダメですね。ライブハウスとかでの仕事とか、(現場に)入ってしゃべってすぐ帰るから。そういうのでずっとやってたから、待つのはダメですね。待ってるのに(お酒を)飲んでないなんてあんまりなかったからね。飲みたくなってきちゃうんです。緊張してるからなのかもしれんのやけど…」
――そうなんですね! 決勝当日は大丈夫そうですか?(笑)
「そうなんですよ、それが心配で…」
――では、決勝戦についてですが、ことしからトーナメント方式になりましたが、それについてはいかがですか?
「トーナメントっていわれても分かんないですね。普通に出て、しゃべれたらええなって思ってて。ホントそう。もっといえば、みんなそうや思うんですけど、対戦相手とかみんな気にしてないんちゃうかなって。M-1みたいに漫才って1つの形式じゃないでしょう? みんな形がちゃうし、だから自分の感じでやって、それで選んでもらうもんですからね」
――では、優勝するためにはネタを3本やることになりましたが、それについてはどうですか?
「決勝にくるのが初めてやから、前の感じが分かっとらんもんで、まあ、そない関係ないかな…という反面、去年までは2本でよかったし…っていうのもあるけど、2本やったらもっと迷ったような気もするんで、3本でよかったなと思いました」
――3本でよかった理由は何ですか?
「3本、たまたまいけそうやったんでね。2本やったらわりと空気感が似てるような感じのネタになってたんで、間にもう1本挟んだらええかなと思って。ただ、今はそう思ってるけど、怖くなっておんなじようなやつを2回やるかもしれないですけど(笑)。まあ、3本披露できたらすごいうれしいですね」
――先ほど対戦相手はあんまり気にしてないとのことでしたが、初戦のスリムクラブ・真栄田賢さんもあんまり気にならないですか?
「僕、この人面白いと思ってますよ。ただ敵とかそういう感じで思ってないです。僕、(自分が)普通にいって、普通にしゃべってって感じで、そうであったらええなって思ってますから。当日、『頑張らな!』って余計なこと思ってまうかも分からんけど、今の時点では、出ていってしゃべって、『もう1回しゃべれんのか』ってなればいいなって」
――対戦相手どうこうではなく、自分次第という感じですごく自然体なんですね。
「すいません、なんか意気込みとか言った方がいいってのは分かってるけど、ホントにそうなんです(笑)。もうね、ええかっこしようと思ってた時期はなんにもあかんかったから。『どうでもええわ』って思ってからですわ、なんとかみんなが面白がってくれはるようになったんは」
――悟った感じですね(笑)
「悟ってないですよ(笑)。悟ってればもうちょっといいんですけど、たぶんね、理想言ってるだけで本人ができてるかいうたら、非常にあやしいですね、はい」
――では、優勝すると冠番組が制作されることについてはどうですか?
「さっきね、TKOの木下(隆行)くんから『決勝おめでとうございます』ってメールがきて、めっちゃうれしかったんですよ。あと松尾(貴史)さんも。だから2人にゲストにきてもらいたいですね。メールきたからとかでいってるわけじゃないんですけど、もしわがまま聞いてもらえるんやったら、ほかにも僕がお世話になってる人がたくさんいるんで、そういう方たちにゲストで来てほしいですね」
――トーク番組のような形でしょうか?
「トークもそんなに弾まさんとね(笑)。実際、そんな感じでいけたらいいですね。誰が仕切ってんの、仕切られてんのってのなしで、漂ってるみたいな番組にしたいですね」
――どうもありがとうございました。
「こんなんでホントに大丈夫ですか? すいません」
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