実は、サニブラウン選手が16歳、18歳の時に会話したことがあります。その時に彼が語ったことを僕はテレビを通じては話さなかったんです。なぜならビッグマウスって叩かれてしまうのでは?と感じたので。
でも、その響きはとても心地よかった。その当時、「世界一を狙いたい!」「ボルトの記録を破りたい」とか、普通はなかなか言えないことを真顔で語れる日本人を僕は待っていたし、言える自信があるんだなと思っていました。
今回の取材でサニブラウン選手が、「普段やっていることを100%、120%出せれば決勝にはもちろん残れるし、メダルも見えてくる」と言っていました。
16歳で語ったことにブレることなくステップアップして、夢だったことに近づいている。だから本人に、「今回のことは話すよ」って確認しておきました。
今度は相当プレッシャーをかけられる番になると思いますが、まだ20歳です。僕が思うサニブラウン選手は10段階で言ったらまだ3段階ぐらいで、20歳でこんなに期待されていいの?という、伸びしろたっぷりの段階です。
サニブラウン選手が、どういう景色を僕らに見せてくれるのかがとても楽しみ。これってもはや親的な見方ですよね(笑)。
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