人気ゲームシリーズの現代と魔法の世界を行き来するという世界観を基に、オリジナルストーリーで描き出される青春×ファンタジーアニメの傑作「二ノ国」。その主人公・ユウと親友・ハルを演じたのが、3回目の共演となる山﨑賢人と新田真剣佑である。
山﨑「3回目の共演が、声の芝居になるとは思ってなかった」
新田「僕は、賢人と声優の仕事ができると聞いて安心したよ」
山﨑「それは、自分も同じ(笑)。まっけん(新田)と一緒になったのは1日だけだったけどね。でも、すごくいい感じで収録できたよね」
新田「確かに、あのときはいい感じだった。横に(共演者が)いるかどうかで結構違う。一人のときは孤独を感じたから」
山﨑「本当に孤独だった。それに俳優としての芝居とは違う体力の消耗があったと思う。自分、ずっと動いてたし」
新田「一緒のときも、指さし確認していたよね? 目の端で賢人の指の動きをずっと感じていたから」
山﨑「指先に感情を込めていたんだよ(笑)」
新田「僕は動かなかった。動かないでしゃべった方がやりやすかったから。動くとマイクから離れてしまいそうな気がしたのもあると思うけど」
山﨑「あ、それは確かに怖かった」
新田「声のコントロールをしながら、芝居にも集中しないといけない。そう考えていったら、動かない方がいいのかなって」
山﨑「自分は普段でも走ってきてシーンが始まるなら、スタート前から実際に走るんだよね。声の芝居でもそうなのかなと」
初めての声の芝居だったからこそ、見えてきた課題もある。
山﨑「今回、自分の声を見詰め直すいい機会になったかな。普段の自分の良さを出していけたらと思って、自分の素のようなものをぶつけていたからだと思うけど」
新田「賢人はめっちゃ賢人で、(永野)芽郁ちゃんは芽郁ちゃんだったし、俺はめっちゃ真剣佑だった」
山﨑「(笑)。難しかったけど、いい経験ができたと思う」
新田「間違いなく楽しい時間だった。ただ、普段より耳が仕事をしていた気がする。だから、喉が慣れて気持ちいい声のトーンをつかむまで数時間かかって。次の機会は、今回の課題を克服して」
山﨑「確かに、次は声の芝居をもっと極めて臨みたい」
新田「一から勉強してガッと挑んでみたいね」
山﨑「『二ノ国』とは違う世界観の作品も面白いだろうなあ」
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