「R-1ぐらんぷり」直前インタビューPART8【ヒューマン中村】

2011/02/10 11:00 配信

バラエティー

決勝進出がにわかに信じられない様子のヒューマン中村

一人話芸の日本一を決める「R-1ぐらんぷり2011」の決勝が、2月11日(金・祝)の夜7:00から関西テレビ・フジテレビ系で放送される。決勝直前に、3572人の中から勝ち残った8人の決勝進出者に直撃。インタビュー最後となる第8回は今大会の台風の目・ヒューマン中村に意気込みを聞いた。

――決勝進出おめでとうございます! 決勝進出のご感想は?

「信じられないですね、本当。『うそやろ? そんなことあるんか』って。決勝進出の連絡が前日の夜0:00くらいに来て(会見のため)翌日の朝6:00の新幹線に乗らなきゃいけなかったんですが、起きられないのが怖くてずっと起きてました(笑)」

――(大阪の準決勝は土曜日で、翌日行われた東京の準決勝終了後に結果が発表された)結果を1日待つのは長かったんじゃないですか? 

「そうですね。アルバイトをしていたんですけど、仕事中は気が気じゃなかったです」

――予選を振り返って、お客さんの反応とかはいかがでしたか?

「シードだったんで、2回戦からだったんですが、2回戦が一番しんどかったですね。準決勝はできは良かったですね。良くできたなと思いました」

――(中村は決勝の対戦決めでは、佐久間一行が対戦相手となる1回戦の最終戦(H)枠に飛び込んだ)決勝・1回戦の対戦相手に、あえて佐久間さんを選んだ理由は?

「佐久間さんというより、取りあえずこの奇跡の舞台をちょっとでも長く味わいたくて、8番目にしたんです。…けど、今めっちゃ後悔してます。なんて無策だったんだって(笑)。佐久間さんはネタがいっぱいあるから、どれ出してくるか分からないですもん。佐久間さんのやばいネタが来たら、きょうの自分を呪います(笑)」

――去年の準決勝の敗退を受けて、戦略は変えたんですか?

「ことしは準決勝で戦えるネタを作ろうって意気込みはありました。去年、ナオユキさんのネタを見て、『ああいうのしたいなー』って思って、3カ月くらいやったんですが、僕は駄目でしたね」

――唯一の大阪よしもと勢ですが?

「大阪(よしもと)は僕だけなので、大阪よしもとを代表して…いや、ちょっと今、自分からえらいもん背負いましたね(笑)。今回はたまたま僕が出来が良かっただけで、僕じゃなくてもほかの誰かが来たと思います。本当、よしもとの下っ端の僕が決勝まで来れて、インディーズ芸人に夢を与えられたと思います。チャンスって平等にあるんだなって思いましたね」

――決勝は優勝までに3回ネタをやることになりますが?

「1本目は決めてたんですが、佐久間さんが相手ならやめた方がいいんかなって思ってきました…。そうですね、2、3本目のネタを前に持ってきた方が良さそうですね…。なんか、順番が狂ってきましたね。うーーん、自分でまいた種なんですけどね(苦笑)。でもここまで来たら、『決勝出ていいの?ってやつが、優勝していいの?』っていう『いいの?』の2乗を実現したいですね」

――優勝賞金500万円の使い道は?

「僕好みのアニメを作りたいですね(笑)。現実的なことでいえば、今、四畳半の所に住んでいるんですけど、ネズミの足音も聞こえるので…、ちょっと広いところに引っ越したいですね」

――さらに、副賞は冠番組ですが、どんな番組にしたいですか?

「(決勝進出者発表記者会見が)テレビ出演2回目なんですが、3回目が本番で、4回目がもしかしたら冠番組って…。今までのあかんかったものを取り返すかのごとくですね。1回目のテレビ出演の時は実家の石川で映らなかったので、今回の(R-1)で『ちゃんと(お笑い)やってたんだよ』ってことが伝えられるのがうれしいですね。ちゃんとやってたんだよ、ダラダラしてただけじゃないんだよって(笑)。番組は、僕もはがきとか送ってたんで、投稿番組みたいのをやりたいですね。僕が面白くなくても、視聴者が面白ければ(笑)。でも、パーソナリティーにカリスマ性がないと集まってこないですよね(苦笑)」